飲食産業新聞

クラシマ•リコの楽しい「テーブル教室」No1

季節感を意識したテーブル・コーディネート

2014.02.27


 これからは「楽しさ」「豊かさ」、そして心が和める快適な「気軽さ」が求められるのではないでしょうか。今のFFやFRのチェーン店や居酒屋チェーンにそれを見ることができましょうか。本来はそうではなかった筈です。この見掛けと実態の乖離は人々の心を益々荒ませています。
 そこで今回ご登壇を願った食空間フォットグラファーであり、テーブルコーディネーターであるクラシマ•リコさんに感性溢れる気軽なテーブルスタイリングを提案して頂きます。「Good Table」「Good Food」で、私たちの心が豊かになることを願い、またそうして行きたいと想うのです。

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お客様のハートを掴むおもてなしテーブルセッティングです。
素敵でかわいい 、そしてプチプラ、さて、その方法とは?

その1
テーマを決めます。
テーマは 季節の祭事など、誰もが知っている事柄がやりやすいでしょう。

その2
サブテーマはテーマに沿った具体的な方法を決めます。
『雛祭り』は女の子の祭りなので、
髪結い、帯結び、縁結びなどの言葉から
サブテーマは『結ぶ』

その3
テーマカラーは桃の節句の桃から連想して『桃色、ピンク』
としましょう。

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結ぶものを用意しましょう。
水引ですと値段が高いので100円ショップの「紙縒り」(こより)とリボン2種を用意します。
リボンの幅が違うと印象も違いますね。

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細いリボンで結ぶと清楚で慎ましやかなイメージになりました。
幅の広いリボンで結ぶと幼い女の子の感じになりました。

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折り紙を使って結んでみましょう。

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折り紙の模様は「和」「洋」どちらでも通用する柄、幾何学模様や単色の模様などを選びましょう。
結ぶだけでいつものグラスも祝いの杯に変身しました。
おしゃれな箸置きも作れてすっかり「和」のおもてなしテーブルに変身しました。



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また、同じ柄の和紙を使って『洋』のおもてなしテーブルにする事もできます。
この他に組紐や荷造り用の麻紐、毛糸など「結べるもの」を探して自分らしいテーブルセッティングにチャレンジしてみて下さいね。

さあ、
簡単でお財布にもやさしいテーブルコーディネート術、
お客様への新しい提案にお役立て下さい。