2014.02.17(月)
塩尻市でノロウイルスによる
食中毒(24名)が発生!!

 松本保健所は2月17日、塩尻市内の飲食店「ファミリー割烹ゆたか」を食中毒の原因施設と断定し、この施設に対し2月17日から2月20 日まで、4日間の営業停止を命じた(この施設は2月15日から営業を自粛しています)。
 患者は2月7日にこの施設で食事をした3グループ46名中の24名(塩尻市、松本市他)で、県環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
 事件の探知は、2月13日に松本保健所に塩尻市内の事業所から「2月7日に職場の同僚24名で塩尻市内の飲食店を利用したところ16名が9日から10日にかけて、おう吐、下痢、発熱等の症状を呈した」旨の連絡があった。
 松本保健所によると、患者は2月7日にこの施設を利用した3グループ46名中の3グループ24名で、2月8日午前5時頃から発熱、おう吐、下痢等の症状を呈していた。患者はこの施設で調理された食事を共通して喫食していたこと、県環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったこと等から、松本保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。
 参考までに患者らへ提供された主なメニューは、刺身(マグロ、ハマチ、甘海老、紅トロ、えんがわ、イカ、ホタテ、ツブ貝、 ミル貝)、茶わん蒸し、酢の物、馬ステーキ、山菜田舎煮等である。
 県健康福祉部によると、長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成25年度 (内長野市)18件 (3件)511名 (33名)、平成24年度 (内長野市)19件 (1件)520名 (15名)となっている。