2014.03.18(火)
牧の入茅場(まきのいりかやば)小谷村が
「ふるさと文化財の森」に、交付式は3月24日

 文化庁では、文化財建造物の保存に必要な原材料のうち、植物性資材の安定的な確保や当該資材に関する技能者の育成、またこれらの資材や技能の確保等に関する普及啓発活動のために、牧の入茅場を「ふるさと文化財の森」に設定する。

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 設定書の交付式は、3月24日(月) 13:15~13:45まで文化庁長官室(旧文部省庁舎5階)で行われる。この設定の概要は、国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理し、後世に伝えていくためは、木材や檜皮、茅、漆などの資材の確保と、これに関する技能者を育成することが必要となっている。
 このため文化庁では、文化財建造物の修理に必要な資材のモデル供給林及び研修林となる「ふる
さと文化財の森」を設定している。また、この「ふるさと文化財の森」は、修理用資材を通じて文化財保護への理解を深めることも目的としている。
 今回、長野県内で初めての設定となる(全国では今回7か所設定され、合計58か所)。上記物件に関してのお問い合わせ先は、小谷村教育委員会社会教育係まで(0261-82-2587)。