2014.08.21(木)
上田市菅平高原の旅館で
ノロウイルスによる食中毒
発生、患者は全員快方に!

 21日、上田保健所は上田市菅平高原の旅館「峯村山荘」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の調理部門に対し8月21日から8月23日まで、3日間の営業停止を命じた。
 患者は8月13日から8月15 日にかけてこの施設を共通して利用した2グループ104名中の2グループ49名で、県環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便等からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
 上田保健所による調査によると、患者は8月13日から8月15日にかけてこの施設を共通して利用した2グループ104名中の2グループ49名(兵庫県、広島県など)で、8月15日午前5時30分頃から発熱、下痢、嘔吐、吐き気等の症状を起こしていた。
 患者はこの施設で調理された食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により患者便及び調理従事者便等からノロウイルス(ノロウイルスGII)が検出されたこと、患者の症状がノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、上田保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。
 原因食品は旅館の食事(8月14日の朝食又は昼食)、そのメニューは8月14日の朝食(ご飯、カレイ味醂、レタス、ハム、春巻き、グレープフルーツ)、8月14日の昼食(カレーライス、レタス)であった。