2015.02.09(月)
「殿村遺跡とその時代5
平成26年度発掘報告会•
講演会」3月21日開催

 「殿村遺跡とその時代」は、殿村遺跡調査事業の成果をいち早く松本市民の皆さんにお知らせするとともに、殿村遺跡をめぐる中世の文化や遺跡について、全国的な視野から専門家のお話をうかがう機会として毎年開催している。

紅葉の虚空蔵山と虹.jpg

 今回は昨年度実施した第6次調査の成果、特に広大な遺跡の北寄りの地点から新たに見つかった石積みや造成跡を中心に報告する。
 恒例の講演会は、殿村遺跡調査指導委員であり新潟県胎内市の史跡奥山荘城館遺跡の調査•研究に長年携わってきた中世考古学者の水澤幸一氏からお話を伺う。水澤氏自身が手がけた江上館の整備をはじめ、全国の中世城館跡における史跡整備事例を紹介し、中世遺跡の整備とは何かを考える。殿村遺跡の将来像をさぐる機会として、地元をはじめ大勢の市民の皆さんのご参加をお待ちしている。

6次調査で新たに見つかった石積み.jpg

 期日は平成27年3月21日(土曜日)午後1時から3時40分まで、場所はピナスホール(松本市役所四賀支所1階)。参加料は無料、事前申込みは不要だ。プログラムの内容は①殿村遺跡第6次発掘調査報告(調査担当者が解説します)②講演会「殿村遺跡とその時代-中世遺跡の整備・活用-」。講師は水澤幸一氏(新潟県胎内市教育委員会•殿村遺跡調査指導委員)。その他に発掘速報展が行われ、会場内で発掘写真と出土遺物を展示する。
LinkIcon殿村遺跡とその時代V.pdf
 この企画に関する問い合わせ先は松本市役所 教育部文化財課 埋蔵文化財担当まで(電話0263-85-7064 FAX0263-86-9189)。