2015.06.28(日)
諏訪市内の旅館で
ノロウイルスによる
食中毒が発生

 28日、諏訪保健所は諏訪市内の旅館「浜の湯」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の調理部門に対し6月28日から6月30日まで、3日間の営業停止を命じた。
 患者は6月20日から6月21日にかけてこの旅館に宿泊した25グループ188名中の7グループ43名で、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されました。なお、患者は全員快方に向かっている。
 この食中毒は6月24日、横浜市から「6月20日から21日に浜の湯に宿泊した団体客のうち、複数名が胃腸炎症状を呈し医療機関を受診した」旨の連絡があった。
 諏訪保健所による調査結果によると、患者は6月20日から6月21日にかけてこの旅館に宿泊した 25グループ188名中の7グループ43名(神奈川県、三重県、愛知県など在住)で、6月21日午前3時頃から下痢、腹痛、吐き気などの症状を呈していた。
 患者らはこの施設で調理された食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していた、以上のことから諏訪保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。
 参考までに患者へ提供された主なメニューの6月20日の夕食は、鱧寿司、刺身、朴葉味噌焼、天ぷら、牛しゃぶ、そば、茶 わん蒸し、香の物、デザート等。6月21日の朝食は、冷奴、温玉、焼き魚(鮭)、煮物、鮪刺身、フルーツ等であった。
 参考までに長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成27年度(うち長野市)1件(0件)43名(0名)、平成26年度(うち長野市)23件(3件)1,441名(30名)となっている。

 この件のお問い合わせ先は諏訪保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)守屋正造 (課長)小木曽悦人 (担当)今村睦まで(電話0266-57-2929<直通> 0266-53-6000<内線2250> FAX0266-57-2953)。
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