2016.11.24(木)

「ノロウイルス食中毒注意報」を
全県に発令する(県健康福祉部)
5年間に42 件(患者数1,216名)発生

 本日、長野県は「ノロウイルス食中毒注意報」を全県に発令した。感染性胃腸炎は主に冬期に流行するが、この患者の届出数が増加すると、それに伴いノロウイルス食中毒が発生する傾向にある。
 「長野県内における感染性胃腸炎患者の届出数に増加傾向が見られること及び全国的にノロウイルスによる集団感染が多発していることから、ノロウイルス食中毒予防のポイントに注意してノロウイルスによる食中毒を防ぎましょう」と県では呼び掛けている。
 
【参考資料】
○長野県内の過去5年間(平成23年度~平成27年度)におけるノロウイルスによる食中毒の発生状況(長野市含む)
 県内のノロウイルスによる食中毒は、平成23年度から平成27年度までの5年間に、42件(患者数1,216名)発生している。その発生状況は下の図のとおりで、12月から3月にかけて多発していることが特徴だ。
 

○「ノロウイルス食中毒注意報」について
例年、ノロウイルス食中毒が冬期に集中して発生している。ノロウイルスによる感染症は、「感染性胃腸炎」の一部として報告されているが、その感染性胃腸炎の患者数が急増傾向を示すと、1~2週間後にノロウイルス食中毒が発生する可能性が高いことがわかっている。そこで、ノロウイルス食中毒発生防止のため、平成15年から感染性胃腸炎の患者数が急増傾向を示した時点で、「ノロウイルス食中毒注意報」を発令している。
LinkIcon別紙.pdf
 
 この件のお問い合わせは県健康福祉部 食品•生活衛生課 食品衛生係 (課長)清澤哲朗 (担当)和田純子 栁澤宏太まで(電話026-235-7155<直通> 026-232-0111(内線2661) FAX026-232-7288)。
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