2017.01.27(金)

大鹿歌舞伎(大鹿村)が重要無形民俗文化財に指定、
安曇平のお船祭りが記録作成等の措置を講ずべき
無形の民俗文化財に選択され、史跡の追加指定に

 文化審議会(馬渕 明子会長)は、本日文部科学大臣及び文化庁長官に次のとおり答申した。なお、この答申を受け、文部科学省が指定、文化庁が選択を行う予定だ。
 その答申内容は重要無形民俗文化財の指定(大鹿歌舞伎•大鹿村)
 大鹿村で伝承されている我が国を代表する地芝居である。近世以来の地方の村落における芸能の受容や展開を示すとともに、独自の演技•演目を有するなど地域的特色や芸能の変遷の過程を示すものとして重要である。
 この指定がされると、長野県の国指定の重要無形民俗文化財件数は10件になる。国指定等文化財データベース  http://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/searchlist.asp
 次に記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の選択(国が無形の文化財のうちその記録を作成し保存し、または公開するための措置を講ずるもの)。
 安曇平のお船祭り(安曇野市•松本市•池田町)
 お船祭りは、長野県一円にみられ、信州の祭礼の特色をよく示しており、内陸部にあって「お船」を曳ひき出すといった特徴を持つ。なかでも安曇平のお船祭りは穂高型ともいわれ、中央に作り物を配した巨大な船を擁するものであり、我が国の曳山(ひきやま)行事の在り方を理解する上で貴重である。
 この選択がされると長野県の国選択の無形民俗文化財件数は30件になる。
なお、指定等の概要は別添のとおり、これにに関してのお問い合わせ先別添資料に記載。
LinkIcon別添資料.pdf
 
 この件のお問い合わせは長野県教育委員会事務局 文化財•生涯学習課文化財係 (課長)高橋功 (担当)鈴木伸子まで(電話026-235-7441<直通> 026-232-0111<内線4427> FAX026-235-7493)。
bunsho@pref.nagano.lg.jp