2017.03.12(日)

温泉ソムリエマスターと家元が新潟県「妙高高原温泉郷」の
魅力を楽しく紹介!今年度最終回“関西人のための「新潟の
ええとこ・うまいもんゼミナール」を大阪梅田で開催!

 (公社)新潟県観光協会大阪観光センターは、北陸新幹線開業を機に関西からも近くなった新潟県の魅力を、毎回個性豊かな講師陣がゼミナール形式で紹介する「新潟学」イベントを大阪梅田で開催した。以下はその時のイベントレポートである。
 3月1日(水)に開催された今年度最終回の講座では、温泉ソムリエマスターとして活躍中のタレント•北出恭子さんが新潟県妙高市にある「妙高高原温泉郷」の魅力をレポート。スペシャルコメンテーターに「温泉ソムリエ」を1万人以上育ててきた温泉ソムリエ協会「家元」であり、妙高•赤倉温泉「遠間旅館」6代目当主の遠間和広さんを迎え、師弟での登壇となった。

北出恭子さん(左)と遠間和広さん(右)
 
 妙高高原温泉郷は、コンパクトなエリアに泉質や湯色が異なる7つの温泉地がある、全国でもめずらしい自然のリゾートだ。年間約300回温泉に入っているという北出さんが、まず訪れたのは燕温泉のホテル岩戸屋。標高1150m、6軒の宿があるだけの、まさに秘境ともいえる温泉だ。源泉100%かけ流しで、硫黄成分が少し含まれた乳白色の湯はマイルドな肌触りが特徴だ。

乳白色の湯(燕温泉•ホテル岩戸屋「石うすの湯」)
 
 続いて訪れた標高900mの関温泉にある中村屋旅館では、露天の赤褐色の湯を紹介。鉄分が多くて、まるで血の色のようだが、保温保湿効果があり、体が温まって汗がなかなかひかないほどだそうだ。

赤褐色の湯(関温泉•中村屋旅館•露天」))
 
 南地獄谷の源泉を引いている妙高温泉香風館は、弱アルカリ性の無色透明の単純温泉。同じ源泉を引く、池の平温泉のランドマーク妙高高原・温泉かふぇは墨汁のような黒いお湯と、源泉が同じなのに色や成分が違うからくりを説明した。

黒い湯(池の平温泉•ランドマーク妙高高原「温泉かふぇ」)
 
 そして赤倉温泉では、師匠である遠間さんが経営する「遠間旅館」で、加水、加温、塩素消毒を一切行わない源泉そのままのお湯で心身ともに癒される。温泉の定義や成分などの基礎知識に加えて、最近見直されている「湯あみ着」の紹介など、温泉ソムリエの知識を披露した北出さん。
 遠間さんは「妙高の一番の魅力は、いくつもの温泉が集まった温泉郷だということ。効能が違う温泉が集まっているため、症状に合わせた湯めぐりができます」と紹介。車で10分も走れば別の温泉に行ける妙高高原温泉郷である。
 1200円で3つの湯に入れるお得な「湯めぐりチケット」を利用して、いろんな温泉を体験してほしいと締めくくり、会場に集まった温泉ファンからは「是非行きたい」と熱い声が聞かれた。

会場風景
 

〈イベント概要〉
 関西人のための「新潟のええとこ・うまいもんゼミナール」。第5回テーマは「妙高の温泉でヘルシー三昧~湯めぐり旅のススメ」。講師は北出恭子氏(温泉ソムリエマスター・タレント)、遠間和広(温泉ソムリエ協会「家元」)の2人で行われた。
 日時は3月1日(水)18:30PM~20:00PM、会場はアサヒ ラボ•ガーデン(大阪富国生命ビル4階)、受講料は無料(新潟県のお土産付き)。定員は50名(※一般応募者から参加募集、抽選)。
この主催は新潟県観光協会大阪観光センター、共催は上越•糸魚川•妙高観光連携実行委員会、運営は新潟のええとこ・うまいもんゼミナール事務局が行なった。
 
〈講師プロフィール〉
北出恭子(きたで・きょうこ)
1984年福岡生まれ。テレビ、ラジオ出演の傍ら、国内外の温泉地を年間300以上めぐる。温泉ソムリエマスター、温泉マイスターなど11の資格を有し、温泉のセミナー講師、商品プロデュース、旅館アドバイザーとしても活動。Spring Labo LLC. 代表。著書に『九州絶品温泉、ドコ行こ?』
 
遠間和広(とおま・かずひろ)
1965年妙高市赤倉生まれ。文化15年(1818)創業、遠間旅館6代目。2002年に赤倉温泉にて温泉ソムリエ制度を発足させ、2005年には初代「にいがた観光カリスマ」に認定。温泉ソムリエ協会「家元」として、全国に多くの温泉ソムリエを育成。
 
 ちなみn公益社団法人新潟県観光協会•大阪観光センター(URL http://www.niigata-kankou.or.jp/kain/nyukai.html)は財団法人で、事務所を大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800
大阪駅前第一ビル8階に置く。電話番号06-6348-9721、代表者は髙橋正氏。