2017.08.02(水)

大町市内の神社の祭りに
出店した露店でサルモネラ属菌による
食中毒が発生する!

 諏訪保健所は2日、大町市内の神社の祭りに出店した露店を食中毒の原因施設と断定し、この露店営業者に対し、8月2日から8月3日まで2日間の営業停止を命じた。
 患者は7月22日及び23日にこの露店が調理した「牛串」を喫食した47名で、松本保健所及び長野保健所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からサルモネラ属菌が検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
 この食中毒は7月26日、大町保健所に大町市内の医療機関から「7月22日及び23日に大町市内で行われた神社の祭りで露店の牛串などを喫食し、胃腸炎症状を呈している患者18名を診察した」旨の連絡があった。大町保健所が患者に聞き取り調査を行ったところ、患者は当該営業者が出店していた同じ露店を利用していた。
 諏訪保健所による調査結果によると、患者ら(大町市在住)は、7月22日及び23日にこの露店が調理した牛串を喫食した47名で、7月22日午後10時頃から下痢、発熱、腹痛などの症状を呈していた。
 患者らはこの露店で調理された牛串を共通して喫食していたこと、松本保健所及び長野保健所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からサルモネラ属菌が検出されたこと、患者の症状はサルモネラ属菌による食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、諏訪保健所はこの露店が調理した牛串を原因とする食中毒と断定した。参考までに患者へ提供された主なメニューは牛串であった。
 長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は平成29年度(うち長野市)6件(4件)144名(94名)、平成28年度(うち長野市)15件(5件)162名(24名)となった。
 
 この件のお問い合わせは諏訪保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)熊谷健吉 (課長)佐々木 強 (担当)髙井剛介まで(電話0266-57-2929<直通> 0266-53-6000<内線2250> FAX0266-57-2953 E-mail suwaho-shokusei@pref.nagano.lg.jp )。