2017.12.14(木)

プリンスホテルが会員制ホテル事業に参入へ
名称は「プリンス バケーション クラブ」に決定
ーー西武ホールディングスーー

 同社の連結子会社である(株)プリンスホテル(本社東京都豊島区東池袋3-1-5、赤坂茂好代表取締役社長、以下「プリンスホテル」)は、既存事業で培ったノウハウを活用し、リゾートエリアの価値の向上と中長期的な成長を目的に、会員制ホテル事業「プリンス バケーション クラブ」を2019年度を目途に開業する。
 「プリンス バケーション クラブ」は、会員権を購入することで、プリンスホテルが用意する複数の施設を利用いただける、新しい会員制ホテル事業だ。軽井沢や伊豆、箱根、湘南、日光、北海道、新潟などのリゾートエリアを中心に新設•既存施設の転用により順次展開し、将来的には全国に約20施設を目指している。
 西武グループは国内外に多くの資産を保有しているが、特にプリンスホテルでは現在国内に43ホテル、28ゴルフ場、9スキー場を運営しており、その他にも複数の資産を有している。
 「プリンス バケーション クラブ」は、プリンスホテルの多様な施設運営ノウハウと資産を活用し、ショッピングやゴルフ•スキー場、温泉など、隣接する既存のレジャー施設と連携することにより、会員制ホテルならではのプライベート性の高い滞在に加え、ホテルと別荘それぞれの良さを融合したプリンスホテルならではの新しい滞在スタイルを提供し、差別化をはかっていく。
 西武グループでは企業価値•株主価値の極大化を目指し、長期的な目標水準である「Challenge Target」とそれに向けた3ヵ年計画である「2017-19年度西武グループ中期経営計画」を策定(2017年5月11日公表)している。テーマを「持続的かつ力強い成長に向けて」とし、重点課題として新規事業分野の創出に取り組んでいる。
 その一環としてホテル業においては、本年10月にグローバル化を加速させるため、オーストラリアを中心にホテルを運営•展開するStayWell Holdings Pty Ltdをプリンスホテルの子会社に迎え、また、国内においても今後新規マーケットの取り込みをはかるため、次世代型の宿泊特化型ホテルブランド「Prince Smart Inn」を2019年度以降に展開していく。
 これらの新規事業に加え、新たに会員制ホテル事業を開始することにより、事業環境が大きく変化するなかにおいて、一層の顧客基盤の拡大を図り、収益機会の創出とさらなる企業価値の向上につなげていくとしている。
■事業開始の目的
 会員制ホテル事業「プリンス バケーション クラブ」は、プリンスホテルが保有するポテンシャルの高い資産を有効に活用し、既存施設と連携した新たなバケーションスタイルを提案することを目的に開始する事業だ。新たな滞在形態の提供により、新規顧客の取込みと生涯顧客化の推進をはかっていく。
■出店•販売計画
 2019年度を目途に着手し、軽井沢や伊豆、箱根、湘南、日光、北海道、新潟などのリゾートエリアを中心に、将来的には全国に約20施設の展開を目指す。施設はホテル型施設や別荘型施設の新設、および既存施設の転用の両面で展開し、会員権は対象施設の不動産の権利(建物の共有持ち分)を保有する共有制と、預託金を預けることで利用券を提供する預託制の2種類で販売する。西武グループの会員組織「SEIBU PRINCE CLUB」をはじめとする顧客の皆さまや、アクティブシニア層、ファミリー層、および法人のお客さまを中心に、これまで培ってきたプリンスホテルならではのチャネルを通じて販売を行っていく。
〈「プリンス バケーション クラブ」概要〉
【名 称】 和文表記:プリンス バケーション クラブ
英文表記:PRINCE VACATION CLUB
 プリンスホテルのブランドである「プリンス」、多様な施設を活かした価値ある滞在を想起させる「バケー ション」、会員組織の特別感を表す「クラブ」を合わせ、事業名称とした。
【ロ ゴ】「PRINCE VACATION CLUB」の頭文字を取ってエンブレムとした。新規事業として既存ブランドのロゴとは一線を画し、会員限定という特別感をシンプルに表現し、なおかつプリンスホテルの伝統を表すクラシカルな色合いを使用している。

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 この件に関するお問い合わせ先は(株)プリンスホテル広報部[担当者名]新倉、笠井、萩原まで(03-5928-1154)。