2017.01.25(木)

<外食市場12月の動向>

クリスマス、忘年会など年末需要が堅調

売上げは前年を上回る!

  全体概況では、12月は天候が比較的安定した地域が多かったことや、クリスマスや忘年会などの需要も堅調に推移したことから、客数は101.5%となった。また引き続きフェアメニュー•期間限定メニューなど比較的高単価のメニューが全般的に堅調で客単価が上昇、全体の売上げ103.5%と16ヵ月連続で前年を上回った。


  業態別概況はファーストフード業態の全体売上げが104.2%と前年を上回った 「洋風」はクリスマス商品や冬メニューなどが好調で売上げは104.6%。「和風」は原材料高による価格改定やトッピング訴求により客単価上昇、売上げは105.7%となった。
  「麺類」は新商品が好調で客単価上昇、売上げは106.2%。「持ち帰り米飯•回転寿司」は、店舗数減少もあり売上げ99.5%。「その他」は「カレー」が引き続き価格改定により客単価上昇、売上げ101.1%となった
  ファミリーレストラン業態の全体売上げは102.6%で前年を上回った 業種別では「洋風」は営業時間短縮による客数減を客単価増がカバーし、売上げ100.8%。「和風」は店舗増に加え忘年会などの宴会需要もあり、売上げ100.6%。「中華」は創業キャンペーンなどが奏功し客数増、売上げ104.6%。「焼き肉」は引き続き好調で売上げ110.0%と13ヵ月連続して前年を上回った 。   
  パブ•居酒屋業態では、飲酒業態はおおむね大口の忘年会需要が堅調で、全体売上は100.4%と2ヵ月連続して前年を上回った。「パブ•ビアホール」は客数増により売上げは102.1%。「居酒屋」も店舗減少の影響があるものの、宴会需要が堅調で売上げは100.0%と前年並みとなった
  ディナーレストラン業態は個人、グループを問わず年末需要による客数増で売上げを伸ばしたところが多く売上げ105.8%となった 喫茶業態はスイーツの新商品やホットフードの販促フェアなどが好評で、売上げは103.5%となった