2017.02.12(月)

飯田市内の仕出し屋で

ノロウイルスによる

食中毒が発生に!

  飯田市内の仕出し屋でノロウイルスによる食中毒が発生した。12日に飯田保健所は飯田市内の仕出し屋「かどや」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し2月12日から2月14 日まで、3日間の営業停止を命じた。
  患者は2月3日にこの施設が調理した巻き寿司を食べた1グループ12名中の7名(下伊那郡、飯田市に在住)で、環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便等からノロウイルスが検出された。なお患者は全員快方に向かっている。
  この食中毒は2月7日、飯田保健所に「2月3日に宴会をしたグループで腹痛、嘔吐、下痢の症状を呈している者がおり、検査機関の検査で1名からノロウイルスが検出された」旨の連絡があった。飯田保健所の調査結果によると、患者は2月3日に宴会をした1グループ12名中の7名で、2月4日午前9時頃から下痢、吐き気、 嘔吐などの症状を呈していた。
  患者はこの施設が調理した巻き寿司を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便及び調理従事者便等からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたことから、飯田保健所はこの施設で調理された巻き寿司を原因とする食中毒と断定した。
  参考までに患者へ提供された主なメニューは太巻き寿司、細巻き寿司であった。長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成29年度(うち長野市)9件(4件)261名(94名)、平成28年度(うち長野市)15件(5件)162名(24名)となっている。
 
  この件のお問い合わせは飯田保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)田村浩志 (課長)下平徹 (担当)北條博夫まで(電話0265-53-0446<直通>  FAX0265-53-0469  E-mail iidahoshokusei@pref.nagano.lg.jp)。