2017.03.23(金)

茅野市の飲食店で

ノロウイルスによる

食中毒が発生!

   23日、諏訪保健所は諏訪市内の飲食店を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し3月23日から3月25日まで、3日間の営業停止を命じた。患者は3月15日及び16日に、この施設で食事をした2グループ35名中の2グループ20名で、環境保全研究所が行った検査により、患者便からノロウイ ルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
  この食中毒は3月19日、諏訪保健所に茅野市内の事業所から「この飲食店で宴会を行った後に、従業員複数名が胃腸炎症状を起した」旨の連絡があった。諏訪保健所による調査結果で、患者は3月15日及び16日にこの施設で食事をした2グループ35名中の2グループ20名(茅野市、諏訪市)などで、3月17日午前4時頃から下痢、吐き気、嘔吐、発熱などの症状を呈していた。
  患者はこの施設が調理した食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、諏訪保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。
  参考までに患者へ提供された主なメニューは、<3月15日提供メニュー>生ガキ、カキフライ、魚のトマト煮、唐揚げ、サ ラダ、カルパッチョ、パスタ(ペンネ)、鶏モモ炒め、ティラミス等。<3月 16日提供メニュー>は生ガキ、カキのワイン蒸し、パスタ、シーザーサ ラダ、カルパッチョ、金目鯛のアクアパッツァ、鶏唐揚げ等であった。
  長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成29年度(うち長野市)13件(5件)  295名(95名)、平成28年度(うち長野市)15件(5件)162名(24名)となっている。
 
  この件のお問い合わせは諏訪保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)熊谷健吉 (課長)佐々木 強 (担当)髙井剛介まで(電話0266-57-2929<直通>  0266-53-6000<内線2250>  FAX0266-57-2953  E-mail suwaho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。