2017.03.26(月)

松本市の飲食店で

ノロウイルスによる

食中毒が発生

  26日、松本保健所は松本市内の飲食店「ひとやす味(み)」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し、平成30年3月26日から3月28日まで、3日間の営業停止を命じた。患者は3月16日、18日及び19日に、この施設で食事をした3グループ26名中の3グループ14名で、環境保全研究所が行った検査により、患者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
  この食中毒は3月21日、松本保健所に松本市内の医療機関から「3月18日にこの飲食店を利用し、胃腸炎症状を呈した患者を診察した」旨の連絡があった。松本保健所による調査結果によると、患者は3月16日、18日及び19日にこの施設で食事をした3グループ26名中の3グループ14名(松本市、安曇野市、塩尻市在住)で、3月17日午後7時30分頃から腹痛、吐き気、倦怠感、下痢等の症状を呈していた。
  患者はこの施設が調理した食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、松本保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。                    
  参考までに患者へ提供された主なメニューは、生カキ、筍のふき味噌焼き、鯏の吸い物、茶碗蒸し、刺身(ヒラマサ、信州サーモン等)、魚の塩焼き、天ぷら(ふき坊子、山ウド等)、手打ち蕎麦、アイス等であった。
  長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成29年度(うち長野市)14件(5件)309名(95名)、平成28年度(うち長野市)15件(5件)162名(24名)となっている。
 
  また、同日松本市で2件目の食中毒も発生した。松本保健所は松本市内の飲食店「松本 くろ門」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し3月26日から3月28日まで、3日間の営業停止を命じた。患者は3月16日に、この施設で食事をした1グループ20名中の12名で、環境保全研究所が行った検査により、患者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
  この食中毒は3月19日、松本保健所に当該施設利用者から「この飲食店を利用した後に、利用者 12名が3月17日夜から嘔吐、下痢等の症状を起こした」旨の連絡があった。松本保健所による調査結果によると、患者は3月16日にこの施設で食事をした1グループ20名中の12名(松本市、安曇野市在住)で、3月17日午後8時頃 から倦怠感、腹痛、吐き気、悪寒等の症状を呈していた。
  患者はこの施設が調理した食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、松本保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。   
  参考までに患者へ提供された主なメニューは、生カキ、山ウド•ホタルイカ醤油漬け、刺身(タイ、マグロ)、鴨鍋、焼き魚(サワラ)、山賊焼き、うどん、漬物、アイスクリーム、エビフライ、唐揚げ、マカロニサラダ、つくね、卵焼き、生野菜、オレンジであった。
 
  長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成29年度(うち長野市)15件(5件)  321名(95名)、平成28年度(うち長野市)15件(5件)162名(24名)となっている。
 
 
  この件のお問い合わせは松本保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)小林司 (課長)原正彦 (担当)今村睦まで(電話0263-40-1942<直通>  0263-47-7800<内線2151>  FAX0263-47-9293
E-mail matsuho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。