2019.04.07(日)

松本市内の飲食店で

ノロウイルスによる

食中毒が発生!

   本日、松本保健所は松本市内の飲食店「松本牡蠣入レ時」(まつもとかきいれどき)を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し4月7日から4月9日まで、3日間の営業停止を命じた。患者は3月22日及び23日に、この施設で食事をした14グループ45名中の5グループ11名で、環境保全研究所が行った検査により、患者便からノロウイル スが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。 
    この食中毒は3月25日、松本保健所に安曇野市内の医療機関から「3月23日にこの飲食店を利用し、胃腸炎症状を呈した患者を診察した」旨の連絡があった。松本保健所による調査結果によると、患者(松本市、安曇野市などに在住)は3月22日及び23日にこの施設で食事をした14グループ45名中の5グループ11名で、3月24日午前7時頃から発熱、下痢、嘔吐などの症状を起こしていた。
   患者らはこの施設が調理した食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、松本保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに患者へ提供された主なメニューは、生牡蠣、焼き牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣のオイル漬け、牡蠣のローストビーフ巻き、カツオのたたき、いくらのだし巻き、カンパチのなめろうなどであった。長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成30年度(うち長野市)17件(6件)194名(51名)、平成29年度(うち長野市)16件(6件)419名(184名)となっている。
 
   この件のお問い合わせは松本保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)田村浩志 (課長)前澤正和 (担当)浅樋一郎まで(電話0263-40-1942<直通>  0263-47-7800<内線2151>  FAX0263-47-9293  E-mail matsuho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。