2019.04.13(土)

北佐久郡内の飲食店で

ノロウイルスによる食中毒

発生に

   本日、佐久保健所は北佐久郡内の飲食店「みやさか」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し4月13日から4月15日まで、3日間の営業停止を命じた。患者は4月6日に、この施設で食事をした3グループ16名中の3グループ12名で、環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウ イルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
   こも食中毒は4月8日、佐久保健所に北佐久郡内の医療機関から「当院を受診した5名が胃腸炎症状を呈し、食中毒が疑われる」旨の連絡があった。佐久保健所による調査結果によると、患者は、4月6日にこの施設で食事をした3グループ16名中の3グループ12名(北佐久郡、東京都、大阪府)で、4月7日午前10時頃から下痢、発熱、嘔吐、腹痛などの症状を呈していた。
   患者はこの施設が調理した食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、佐久保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに患者へ提供された主なメニューは、フライドポテト、から揚げ、飲料、ししゃも、枝豆、タコ揚げ、ナス揚げ、みそキュウリなどであった。長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成31年度(うち長野市)1件(0件)12名(0名)、平成30年度(うち長野市)17 件(6件)194名(51名)となった。