2019.05.24(金)

北安曇郡内の旅館で

ノロウイルスによる

食中毒が発生に

   24日大町保健所は、北安曇郡内の旅館を食中毒の原因施設と断定し、この施設の調理部門に対し、令和元年5月24日から5月26日まで、3日間の営業停止を命じた。
   患者は5月9日から5月12日に、この施設で食事をした107グループ473名中の59グループ190 名(大阪府、愛知県、三重県他)で、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
   この食中毒は令和元年5月15日に大阪市から「5月9日から11日にかけて長野県へ修学旅行に行った大阪市内の中学校から体調不良を訴えている者がいる」旨の連絡があった。大町保健所による調査結果によると、患者は5月9日から5月12日にこの旅館の食事を喫食した107グループ 473名中の59グループ190名で、5月10日午後7時頃から下痢、吐き気、発熱、嘔吐などの症状を呈していた。
   患者はこの施設で調理された食事を共通して喫食していたこと、県環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことことから、大町保健所はこの施設で提供された食事を原因とする食中毒と断定した。                                                                                                                                   
   参考までに患者らへ提供されたメニューは、バイキングメニュー(肉じゃが、きのこ醤油おろし大根、焼き魚、まぐろオクラ、スクランブルエッグ、野菜サラダ、飲料等)であった。
   長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和元年度(うち長野市)3件(1件)204名(2名)、平成30年度(うち長野市)17件(6件)194名(51名)となっている。
 
   この件のお問い合わせは大町保健所 食品•生活衛生課 (次長)小根沢義行 (課長)黒岩浩一 (担当)山口哲弘まで(電話0261-23-6528<直通>  0261-22-5111<内線2351>  FAX0261-23-2266
E-mail omachiho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。