2019.08.24(土)

古民家リノベーションの民泊、クラウドファンディング「Makuake」で

マインドフルネス宿泊体験を先行販売開始、荻野淳也氏の監修による

プログラムを開発。宿泊体験はふるさと納税にも提供(こゆ財団)

   一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、齋藤潤一代表理事)がプロデュースする一棟貸切宿「茶心」(ちゃしん)は、8月16日からクラウドファンディングサイト「Makuake」で、「旅するように働く」を体験できる特別宿泊プランの先行販売を開始した。
   このプロジェクトは、世界中の人が自分自身と向き合い、心を整える場所としての「茶心」ブランドを確立するものだ。10万円の支援に対するリターンには、マインドフルネスの第一人者である、一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事の荻野淳也氏が監修する1泊2日の特別宿泊プランを用意した。
   こゆ財団では、将来的な地方移住につながる新富町の関係人口創出と拡大を進めている。「茶心」をきっかけとして新富町を訪問•滞在する人口を増やし、都市から地方への人材•経済の流れを強化していく。
「Makuake」プロジェクトページhttps://www.makuake.com/project/tea-hotel/

8月16日からスタートしたクラウドファンディング「Makuake」プロジェクト。「お茶の心を体験する」をコンセプトとする一棟貸切宿「茶心」によるチャレンジだ。
■特徴:心を整える特別宿泊プランを提供。マインドフルネスの第一人者による監修プログラムも
 
<お茶の心を体験する宿>
   一棟貸切宿「茶心」は、新富町とこゆ財団が連携して進めている空き家再生事業の一環として、2019年5月1日にオープンした。茶の生産が盛んな地域の文化•伝統を活かし、「お茶の心を体験する貸切宿」をコンセプトとして、国内•海外のエグゼクティブ層を中心に宿泊者が静かに自分と向き合える時間を提供している。23畳の和室はマインドフルネスに最適な空間となっている。
<荻野淳也氏が監修するプログラム>
   プロジェクトは、クラウドファンディングサイト「Makuake」で目標額を150万円に設定し、8月16日からスタートした。プロジェクトでは3,000円~20万円の支援金に対し、7種類のリターン品を用意している。そのうち2万5,000円の支援に対しては、宿泊ペアチケット1泊2日「心を整える旅』を用意している。
   さらに10万円の支援に対しては、特別体験としてマインドフルネスの第一人者である、荻野淳也氏(一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事)の監修による宿泊体験を用意した。
   荻野氏は企業経営者やビジネスパーソン向けに、マインドフルネスやセルフマネジメントに関する講座を主宰しており、支援者は荻野氏から自分自身との向き合い方やストレスを解放する方法を直接学ぶことができる。荻野淳也氏の監修プログラムは、2020年1月11日(土)~12日(日)の2日間で行われる。当日は荻野氏が支援者(限定4名)に対し、マインドフルネス体験を提供する。
 
<荻野淳也氏のプロフィール>
   (一社)マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事、(株)ライフスタイルプロデュース代表取締役、合同会社wisdom2.0 Japan 共同創設者。慶応大学卒、外資系コンサルタントやベンチャー企業のIPO担当や取締役を経て、リーダーシップ開発、組織開発の分野で 一部上場企業からベンチャー企業までを対象にしたコンサルティング、トレーニング、エグゼクティブコーチングに従事。ミッションマネジメント、マインドフルリーダーシップ、 マインドフルコーチングという軸でリーダーや組織の本質的な課題にフォーカスし、リーダーや組織の変容を支援している。 
   Googleで開発されたSIYの認定講師。慶應義塾大学大学院 システムデザインマネジメント研究科•研究員、特定非営利活動法人いい会社をふやしましょう•共同発起人。書籍は「世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方」(日本能率協会出版共著)、監修•解説として「 マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命」(サンガ出版)「スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック」(ジェームス•ドゥティ著 プレジデント社)など多数ある。一棟貸切宿

一棟貸切宿「茶心」にある23畳の瞑想ルームは、マインドフルネスに最適な空間となっている。
 
■背景:AI時代に求められる人間的資質。マインドフルネスに開花のカギあり
   総務省は「ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究」(平成28年)において、AIの普及に求められる人材と必要な能力として「チャレンジ精神や主体性、行動力、洞察力などの人間的資質」が最も重要であるとの統計結果を発表している。
   マインドフルネスは、もともと誰もが備えているその人間的資質を自ら認識し、開花させるうえで必要な技法。集中力や感情のコントロールといったリーダーシップに求められる資質にも影響を与えるものだ。
   宮崎県新富町は2017年のこゆ財団設立以降、新しい働き方のビジョンに賛同する企業・団体・個人のネットワーク「Team WAA!」などと連携。自分らしく生きる・働くことを重視する全国のリーダー人材が新富町で交流する機会を創出してきた。
   一軒貸切宿「茶心」では、そうした人材がマインドフルネスを習得し、開花された資質を社会に還元していくための場になる。今回のプロジェクトは、そのベースとなるプランを先行リリースするものである。
 
<「茶心」支配人:高橋慶彦氏のメッセージ>
   2019年5月のオープンからこれまでの間、「茶心」に宿泊されたお客様から「今まで気づかなかった自分に出会えた」という声を聞くことが少なからずありました。自分らしく生きる・働くことを目指している方々にとって、「茶心」は自分を整えられる絶好の場所であることに気づかされた次第です。本格的なマインドフルネスのプログラムを導入することで、さらによい空間と時間をお客様に提供したいと思い、プロジェクトをスタートさせました。荻野氏のプログラムは本当に特別な体験となることと思います。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
 

本格的なマインドフルネスのプログラムを導入することで、さらによい空間と時間をお客様に提供したいと語る「茶心」支配人の高橋慶彦氏。秋田県から移住し、宮崎県新富町の文化や伝統に魅了された一人だ。
 
■今後の展望:海外のエグゼクティブ向けにもマインドフルネスプログラムを提供
   「茶心」ではMakuakeプロジェクトを通じて、マインドフルネスをベースとする宿泊体験プランを開発する。個人はもちろんのこと、経営幹部向けのマインドフルネス合宿や研修メニューを用意。食や農にかかる新富町の地域資源を活用し、以下のようなプランをマインドフルネスと組み合わせて提供していく予定だ。
・レガッタ(4人乗り手漕ぎボート)を使ったチームビルディング
・食文化や生産者のストーリーを体験する「こゆ野菜カフェ」ガストロノミー
・農産物を活用した漬物メーカーによる発酵ワークショップ
   また、国内向けにはふるさと納税を通じた宿泊体験を返礼品に用意。モノ消費からコト消費への価値転換にふさわしい、新富町ならではの体験を「茶心」から発信する。
 
<ふるさと納税寄附額を2年間で約5倍に伸ばした地域商社「こゆ財団」>
   2017年4月に宮崎県児湯郡新富町が旧観光協会を法人化して設立した地域商社。「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンのもと、1粒1,000円のライチに代表される農産物のブランディングを通じて『特産品販売』を行い、得られた利益で『人財育成』に投資している。ふるさと納税では、設立前の2016年度が4.3億円だった寄附額を、2017年度に9.3億円、2018年度には19億円まで伸ばすことに成功した。
*メディア掲載事例:月刊事業構想/月刊ソトコト/Forbes JAPAN/日経新聞ほか 
法人名:一般財団法人こゆ地域づくり推進機構
所在地:宮崎県児湯郡新富町富田東2-1-1 チャレンジフィールド
代表:代表理事 齋藤潤一
▶︎こゆ財団HP:https://koyu.miyazaki.jp
▶︎こゆ財団FB:https://www.facebook.com/koyu.miyazaki/
▶︎こゆ財団ふるさと納税ページ:https://www.furusatotax.jp/city/product/45402