2019.11.01(金)

飯田市内の飲食店で

アニサキス(寄生虫)による

食中毒が発生

   本日、飯田保健所は飯田市内の飲食店「夢街道」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し令和元年11月1日の1日間の営業停止を命じた。患者は10月29日にこの施設で食事をした1グループ6名中の1名で、患者が受診した医療機関において、患者の胃内から寄生虫のアニサキスが摘出された。なお、患者(松本市在住)はすでに回復している。
   この食中毒は10月31日、患者から健康福祉部食品•生活衛生課に「本日、腹痛で医療機関を受診し、アニサキスが摘出された。飯田市内の飲食店での食事が疑わしい」との通報があった。  
   飯田保健所による調査結果によると、患者は10月29日に当該施設で食事をした1グループ6名中の1名で、10月30日午前11時30分頃から腹痛の症状を呈していたこと、医療機関による内視鏡検査で患者の胃内からアニサキスが摘出されたこと、患者の症状はアニサキスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者が10月26日以降で海産魚介類の生食をしたのは当該施設のみであったこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、飯田保健所はこの施設の食事を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに患者へ提供された主なメニューは、シメサバ、マグロ刺身、タイ刺身、手作りイカ塩辛、冷やしトマト、焼 き鳥(砂肝、つくね、豚串)、マグロのカマ焼き、ラーメン、こんにゃく の煮物、馬刺し、アルコール類であった。
   長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和元年度(うち長野市)12件(2件)
468名(3名)、平成30年度(うち長野市)17件(6件)194名(51名)であった。
 
                                           ~~アニサキスによる食中毒~~
[特 徴]
   アニサキスは海産魚介類や海産哺乳類に寄生する寄生虫。アニサキス食中毒の原因となるのはこの幼虫で、サバやイカなどの内臓や筋肉に寄生している。アニサキス幼虫を生きたまま摂取すると、胃壁や腸壁に侵入することがあり、アニサキス症をおこす。
[症 状]
   潜伏期間は早いもので1時間、遅いもので36時間だが、約7割は8時間以内に発症する。症状は激しい胃痛、吐き気、嘔吐等だが、胃壁等に侵入している虫体を取り除けば回復する。
[主な原因食品]
   魚介類(サバ、アジ、イカ、サンマ等)の刺身のほか、酢漬けや醤油漬けも原因食品となる。
[予防方法]
・アニサキスは-20°Cで24時間以上の冷凍で死滅する・魚を調理する際は明るい所で行い、寄生虫がついていないかよく確認する ・アニサキスは魚の内臓に寄生することが多いので、生食するときは内臓を除去する ・アニサキスは加熱に弱いので、魚介類は中心部までよく加熱する ・調理の際は細かく切る、よく噛んで食べるなどの方法も有効
 
   この件のお問い合わせは飯田保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)手塚靖彦 (課長)小平満 (担当)小木曽郁子まで(電話0265-53-0446<直通>  0265-53-1111<内線2161)  FAX0265-53-0469  E-mail iidaho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。