2019.02.25(月)

<外食市場1月の動向>

天候に恵まれ、売上は前年を上回る

パブ・居酒屋業態も101.2%に


   1月の全体概況は一部で年始休業などの店もあったが、昨年のような大雪の影響もなく、暖冬傾向で、天候にも恵まれたため、多くの業態で客足は比較的堅調、全体の売上げは101.4%と29ヵ月連続して前年を上回った
   業態別概況ではファーストフード業態の全体売上げは101.7%と前年を上回った 「洋風」は年始限定商品や人気メニュー対決キャンペーンの好調などで、売上げ102.3%。「和風」は引き続き定食メニューの好調などで客単価上昇、売上げ102.0%。「麺類」は店舗数増とフェアやTV露出などにより、売上げ101.7%。「持ち帰り米飯•回転寿司」は、年始セールが好調だったところもあるが、店舗減で売上げは99.2%。「その他」は「カレー」がCM効果で、「アイスクリーム」が持ち帰り商品へのプレゼントキャンペーンの好調で、売上げは102.6%となった
   ファミリーレストラン業態の全体売上げは100.8%とわずかに前年を上回った 業種別では「洋風」は、ランチ時間帯の集客が振るわないところもあり、売上げは99.3%となった。「和風」は商業施設での集客が伸びず、売上げ98.8%。「中華」は年始キャンペーンが奏功し客数が増え、売上げは106.3%。「焼き肉」は客数が堅調に伸び、売上げは103.9%と、26ヵ月連続して前年を上回った
   パブ•居酒屋業態の飲酒業態は、天候に恵まれたことで年始や週末の需要が堅調に推移した。「パブ•ビアホール」は、サッカー•アジア杯の観戦が需要を押し上げ、売上げ105.2%。「居酒屋」もお得感を打ち出して売上堅調、101.2%と前年を上回った
   ディナーレストラン業態は 月前半の休日需要がおおむね堅調で、売上げは101.7%となった 喫茶業態は年始の営業日数短縮等で客数は減ったが、ホットドリンクや旬のフルーツメニューなどで客単価上昇、売上げは100.2%となった