2021.04.06(火)

有毒植物の誤食に注意しましょう

新芽や根だけで種類を見分けることは困難

食べられる山菜の特徴を完全に覚える!

   「山菜採り」のシーズンを迎えた。例年、県内では山菜と間違 えて有毒植物を食べたことによる食中毒が発生している。「山菜採りをする際には、以下の3つのポイントに注意しましょう」と県健康福祉部では呼びかけている。
<有毒植物による食中毒防止のポイント>
○よくわからない植物は、絶対に「採らない、食べない、 売らない、人にあげない」
   新芽や根だけで種類を見分けることは困難です。
○食べられる山菜の「特徴を完全に覚える」
   専門家の指導等により、山菜の正しい知識及び類似する有毒植物との鑑別法をマスターしま
   しょう。
○スイセンなどの身近な植物をむやみに食べない
   スイセン、スズラン、フクジュソウ、レンゲツツジ、アジサイなど、身近な園芸植物でも、有毒
 成分を含むものがあるので、むやみに食べることはやめましょう。

   もし食中毒だと思ったら、すぐに医師の診察を受けましょう。 食べたものが残っている場合は、受診の際にお持ちください。有毒植物に関する相談は保健福祉事務所(保健所)が窓口となりますのでお尋ねください。
   代表的な山菜と有毒植物の鑑別方法は以下のアドレスを参考にしてください。
長野県ホームページ
https://www.pref.nagano.lg.jp/yakuji/kenko/iryo/yakubutsu/yudoku.html
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/index.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/poison/index.html
 
【参考資料】
長野県内の有毒植物による食中毒発生状況(昭和51年<1976年>~令和2年<2020年>)
   県内の有毒植物による食中毒は、昭和51年から令和2年までの間に20件(患者数80名)発生している。その内訳は下表のとおりとなっており、いずれも食べられる山菜だと思い、これらの有毒植物を食べたことにより発生している。
 
(間違えやすい植物の例)
 

   この件のお問い合わせは県健康福祉部 食品•生活衛生課 食品衛生係 (課長)吉田徹也 (担当)矢島 康宏、荒川知幸まで(電話026-235-7155<直通>   026-232-0111(内線2661>   FAX026-232-7288   E-mail shokusei@pref.nagano.lg.jp)。