2021.06.23(水

「食品等の夏期一斉取締り」を実施

期間は7月1日(木)から7月30日(金)

県下一斉に保健所職員が立入検査

   飲食店、旅館、仕出し•弁当屋、食肉取扱施設、スーパーマーケット、学校等の衛生管理を確認するため、県下一斉に保健福祉事務所(保健所)職員が立入検査を行う。この目的は食中毒の発生しやすい夏期を迎え、全国的に発生の多いカンピロバクターや腸管出血性大腸菌等による食中毒を防止するため、食品の衛生的な取扱いを重点的に点検する。
   カンピロバクターは食中毒を起こす細菌の一つで、鶏などの腸管内に住んでおり、市販の鶏肉を高率に汚染しているといわれている。カンピロバクターによる食中毒になった数週間後に、手足の麻痺や呼吸困難などを起こす「ギラン•バレー症候群」を発症する場合があり、時には後遺症を残すことがあるので注意が必要だ。
   期間は令和3年7月1日(木)から7月30日(金)まで、実施機関は県内10保健福祉事務所(保健所)。実施方法は施設に対する立入検査となる。主な対象施設は飲食店、旅館、仕出し•弁当屋、食肉取扱施設、スーパーマーケット、学校等だ。立入検査内容は食品の衛生的な取り扱い方法、食品の適正表示(期限表示など)の確認等である。
   また、食品の抜取り検査では、対象食品は食肉製品、魚介類、アイスクリーム類、乳製品、果実•野菜等だ。検査項目は微生物(大腸菌群、サルモネラ属菌等)、食品添加物(保存料、着色料、発色剤等)、残留農薬等となる。なお、新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、実施内容を縮小する場合がある。
 
   この件のお問い合わせは県健康福祉部 食品•生活衛生課 (課長)吉田徹也、食品衛生係 (担当)矢島康宏、乳肉•動物衛生係 (担当)髙井剛介まで(電話026-235-7155、7154<直通>  026-232-0111<代表>内線2661•2656  FAX026-232-7288  E-mail shokusei@pref.nagano.lg.jp)。