2021.11.16(火

過去最高167品の梅酒から「金賞」を発表

第6回全国梅酒品評会2021で入賞梅酒が決定

11月16日に表彰式を開催(梅酒研究会)

   日本全国の酒蔵が造る梅酒を、日本を代表する食と酒のスペシャリストが審査する「全国梅酒品評会」(主催:一般社団法人梅酒研究会)が行われ、167品の梅酒の中から50品の入賞梅酒が決定した。その入賞梅酒の今年の「金賞」「銀賞」「銅賞」の発表が、11月16日(火)東京•湯島天満宮にて開催され、表彰式が行われる。


   この品評会は梅酒の普及と振興、品質向上を目的として、2015年より年に一度開催されており昨年2020年はコロナ禍の影響により開催を見送ることとなったが、第6回目となる2021年度は過去最高の出品数である102社167品の梅酒が、8部門のカテゴリーに分かれて、今まで以上に厳正に審査された。審査の結果、金賞、銀賞、銅賞が選ばれ、11月16日(火)東京都文京区の湯島天満宮「参集殿」において開催される表彰式で発表され、招かれた受賞蔵に賞状とメダルが授与される。 入賞梅酒は以下の通りだ。
 
<「全国梅酒品評会2021」入賞梅酒一覧>※都道府県順
 【ホワイトリカー梅酒】部門
和歌山県 (株)マルリョウナガオカ「梅干屋のおすそわけ梅酒」
和歌山県 中野BC(株)「長期熟成梅酒 長久」
大分県 (株)おおやま夢工房「樽仕込高級梅酒 ゆめひびき」
大分県 (株)おおやま夢工房「南高梅のこだわり梅酒」
大分県 (株)おおやま夢工房「梅花爛漫プレミアム」
大分県 (株)おおやま夢工房「熟成梅酒 ゆめひびき」
【本格焼酎梅酒】部門
山形県 (株)小嶋総本店「東光 吟醸梅酒」
新潟県 八海醸造(株)「八海山の焼酎で仕込んだうめ酒」
福岡県 (株)紅乙女酒造「十八番梅酒」
福岡県 西吉田酒造(株)「つくし梅酒 17度」
大分県 (株)久家本店「いやんばい梅酒」
鹿児島県 本坊酒造(株)「源次郎 梅酒」
【日本酒梅酒】部門
宮城県 (株)新澤醸造店「岸浪園の梅酒 青梅」
埼玉県 (権田酒造(株)「はちみつ梅酒 玉津留」
神奈川県 石井醸造(株)「曽我梅林の梅酒」
新潟県 弥彦酒造(株)「泉流 こしのはくせつ 梅酒」
静岡県 三和酒造(株)「臥龍梅 梅酒 純米吟醸酒仕込み」
愛知県 澤田酒造(株)「知多 白老梅 純米大吟醸仕込の梅酒」
愛知県 澤田酒造(株)「知多 白老梅 純米吟醸仕込の梅酒」
愛知県 東春酒造(株)「東龍 梅酒」
京都府 白杉酒造(株)「笑梅飯醸」
鳥取県 (株)稲田本店「稲田姫 plum wine sherry BARREL」
広島県 賀茂鶴酒造(株)「賀茂鶴 純米吟醸古酒仕込 梅酒」
福岡県 大賀酒造(株)「玉出泉 梅酒」
熊本県 通潤酒造(株)「山の都に咲く梅酒」
 【ベース混合梅酒】部門
千葉県 亀田酒造(株)「寿萬亀 蔵元の大吟醸仕込み うめ酒」
奈良県 梅乃宿酒造(株)「梅乃宿の梅酒」
和歌山県 (株)世界一統「和歌のめぐみ 南部の梅酒」
兵庫県 明石酒類醸造(株)「明石鯛 吟醸梅酒 白梅」
大分県 老松酒造(株)「天空の月」
 【ブランデーブレンド梅酒】部門
茨城県 明利酒類(株)「梅香 百年梅酒 プレミアムエディション」
山梨県 マンズワイン(株)「ワインメーカーズ梅酒 琥珀彩」
石川県 (株)金谷酒造店「高砂 PM5:26」
【柑橘系ブレンド梅酒】部門
和歌山県 中野BC(株)「紀州 完熟みかん梅酒」
愛媛県 名門サカイ(株)「ブラッドオレンジ梅酒」
大分県 老松酒造(株)「天空の月 ゆず梅酒」
【ブレンド梅酒】部門
岩手県 (有)月の輪酒造店「月の輪 りんご梅酒」
東京都 (株)フィデア「テキーラ梅酒シルエラ 青ラベル」
兵庫県 (株)小山本家酒造 灘浜福鶴蔵「樽香ル梅酒」
福岡県 大賀酒造(株)「玉出泉 マンゴー梅酒」
福岡県 若波酒造(合)「ぱるふぇ ミックスベリィ梅酒」
佐賀県 天吹酒造(合)「天吹梅酒 龍王 大吟醸仕込」
大分県 (株)おおやま夢工房「和紅茶梅酒 クレハロワイヤル 嬉野アールグレイ」
【にごり梅酒】部門
新潟県 八海醸造(株)「八海山の焼酎で仕込んだ梅酒 にごり」
和歌山県 平和酒造(株)「鶴梅 完熟にごり」
兵庫県 大関(株)「大関 もも梅酒」
兵庫県 白鶴酒造(株)「白鶴 にごりうめ酒」
兵庫県 (株)西山酒造場「梅申春秋」
広島県 (株)サクラオブルワリーアンドディスティラリー「錫杖の梅 にごり梅酒」
大分県 老松酒造(株)「梅酒王」
 
◆全国梅酒品評会の目的◆
   梅酒の普及と振興、梅酒の品質向上を図る。メディアへのニュース提供により露出を高め、広く一般消費者にPRすることで、販売増加を図る。梅酒を日本を代表する「國酒」として政府機関に認定されるよう働きかける。
◆審査対象
・日本で製造販売されていて、商品名やラベルに「梅酒」の文言が入っている全ての飲料
・「全国梅酒まつり」などの梅酒イベントでの販売を許可できないものは除く
審査日:2021年11月6日(土)
会場:東京都文京区湯島3丁目29-5 湯島天満宮「梅香殿」
開催:一般社団法人梅酒研究会
◆審査員紹介◆
【審査委員長】<敬称略>
明星智洋 一般社団法人梅酒研究会代表理事
【審査員】※順不同、敬称略
阿部 誠:日本ソムリエ協会常任理事
林 茂:SOLOITALIA代表取締役、イタリアンプロフェッショナルソムリエ
渡辺ひと美:SSI顧問
あおい有紀:酒サムライ、フリーアナウンサー
金谷 優:梅酒ソムリエ
石川 誠:サン・ジョセフ地区シュヴァリエ
藤森 真:ワインスクール・シャルパンテ・カレッジ学長、シニアソムリエ、唎酒師
入江瑛起:麺劇場玄瑛オーナーシェフ
森田隼人:クロッサムモリタオーナーシェフ、酒サムライ
村上宗郎:日山代表取締役社長
押見昌純:湯島天満宮権宮司
出雲 充:(株)ユーグレナ代表取締役社長
中山洋平:エクラデジュールパティスリー オーナーシェフ
三浦 剛:にくがとうオーナー
立石琢雄:(株)キョーエン代表取締役社長、名誉唎酒師
伊藤寿彦:IWC Wine&Sake Judge/Winedirector/Sommelier
山田晃一郎:(株)GRAPES Buyer兼Sommelier    

                              【審査員】※順不同<敬称略>






◆ご挨拶◆
   皆様、いつもお世話になっております。
平素は一般社団法人梅酒研究会の活動にご協力をいただき、誠にありがとうございます。また、新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。2020年より、世界的に未曾有の事態に襲われ、これまでの行動様式や価値観が一変し、経済活動にも大きな影響があらわれ、今もなお収束が見通せない状況にあります。特に梅酒を含めた酒類業界は、いまだかつてない厳しい事態となっております。
   私ども(一社)梅酒研究会といたしましても2020年3月より大きく影響を受け、全国各地で梅酒を知り楽しむイベントとして開催しておりました「梅酒まつり」の相次ぐ中止、そして「全国梅酒品評会」の2020年内の開催見送りと、梅酒を世に広め発展を促すための活動が大きく阻まれており、大変もどかしい思いを抱く日々を過ごすこととなりました。
   そういった中でも、インターネット上で梅酒のセットをご購入いただき飲み比べを楽しんでいただく「梅酒まつり in WEB」を開催し、全国の梅酒ファンのもとに梅酒を届ける活動を、多くの梅酒製造企業様のご協力を賜り、新たに始めることができました。反響は予想を大きく上回り、SNSでの拡散ではTwitterで7万以上のリツイートをいただくなど、コロナ禍のもとでも梅酒を求め楽しむ方々が非常に多くいらっしゃること を改めて実感することができました。
   本年2021年、昨年開催を見送りました「全国梅酒品評会」を実施することで、全国の企業様が造る高品質な梅酒が改めて周知され、梅酒 を求める多くの方々に情報を提供し、梅酒業界、酒類業界全体がコロナ禍の収束と共に、また力強く飛躍できるよう進めてまいりたく存じます。
                                                                                      一般社団法人梅酒研究会
                                                                                                    代表理事 明星智洋
♦第6回全国梅酒品評会2021について







主催:全国梅酒品評会実行委員会
事務局:一般社団法人梅酒研究会
お問い合わせ:電話 03-6228-1183/メール info@umeshu-sg.jp
 【審査方法】
■エントリーされた梅酒を下記が示す8種類のカテゴリーに分類する。
1ホワイトリカー梅酒 2本格焼酎梅酒 3日本酒梅酒 4ベース混合梅酒 5ブランデーブレンド梅酒 6柑橘系ブレンド梅酒 7ブレンド梅酒 8にごり梅酒
 ・審査はブラインド方式で行う。審査員にはメーカー名•ブランド名を伏せ、梅酒は番号のみで識別する。
・梅酒製造に関わる審査員は、自社(それに準ずる)の梅酒が出品されてるカテゴリーの審査を行わない。
・審査員は各カテゴリー4~5名とし、それぞれチームリーダーを選出する。各自が審査用シートを使用してテイスティングした後、同じカテゴリーを審査する審査員同士でディスカッションを行う。
・審査員は外観•香り•味•バランスについて評価し、ディスカッションを基にした総合的な評価をチームリーダーがまとめ、金銀銅賞を裁決する。
【各賞の基準】
金賞:各カテゴリーにおいて、外観・香り・味・バランスが日本一級のレベルに達している梅酒銀賞:各カテゴリーにおいて、外観・香り・味・バランスが卓越した梅酒
銅賞:各カテゴリーにおいて、外観・香り・味・バランスが優れている梅酒
・各チームリーダーは、金銀銅賞の梅酒の番号を記入し、封筒に入れて密封する。
・この結果は、審査委員長に手渡され、発表まで厳重に管理される。
 
<「梅酒カテゴライズ定義」について>
   近年、梅酒の人気が拡大し、多くの企業様から多様な梅酒が生産され、販売されるようになってきた。2014 年までに各地で行われた梅酒審査でも、様々なベースアルコールを用いた梅酒や、梅以外の原料でフレーバーを加えられたブレンド梅酒などが数多く出品されており、今後、この傾向は続き、拡大していくことが予想される。そういったなかで、梅酒を一般消費者にも分かりやすく、なじみ深いものとするために「全国梅酒品評会」においては梅酒を8種類のカテゴリーに分類し、それぞれのカテゴリーで審査を行っていくことにした。
【蒸留梅酒】
   蒸留酒のみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。蒸留酒とはホワイトリカー•本格焼酎•ウイスキー•ウォッカ•ラム•ジン•テキーラ…などの蒸留酒をさし、ブランデーは除外する。ブランデーを使用した梅酒はブレンド梅酒に分類される。 糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料は必ず使用しなければならないものではない。
 1. ホワイトリカー梅酒
   ホワイトリカーとは、甲類焼酎(連続式蒸留しょうちゅう)をさす。ホワイトリカーのみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。
2. 本格焼酎梅酒本格焼酎とは、乙類焼酎(単式蒸留しょうちゅう)をさす。本格焼酎のみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。
【醸造梅酒】
   醸造酒のみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。醸造酒とは日本酒(清酒)•ワイン…などの醸造酒をさす。 糖もしくは甘味料、酸味料香料、着色料は必ず使用しなければならないものではない
3. 日本酒梅酒日本酒のみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。
【ベース混合梅酒】
   蒸留酒もしくは醸造酒を主とした分類の異なる複数の酒類をベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。 蒸留酒とはホワイトリカー•本格焼酎•ウイスキー•ウォッカ•ラム•ジン•テキーラ…などの蒸留酒をさし、ブランデーは除外する。ブランデーを使用した梅酒はブレンド梅酒に分類される。醸造酒とは日本酒(清酒)•ワイン…などの醸造酒をさす。糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料は必ず使用しなければならないものではない。
4. ベース混合梅酒
   蒸留酒もしくは醸造酒を主とした分類の異なる複数の酒類をベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。
【ブレンド梅酒】
   特定の風味を与える酒類もしくは果実•果汁、香辛料などを加えて造られた梅酒、または蒸留梅酒と醸造梅酒とベース混合梅酒で定めた原料以外を加えて造られた梅酒。
5. ブランデーブレンド梅酒
   蒸留梅酒と醸造梅酒とベース混合梅酒で定めた原料に加えて、ブランデーを用いて造られた梅酒。
6. 柑橘系ブレンド梅酒
   蒸留梅酒と醸造梅酒とベース混合梅酒で定めた原料に加えて、柑橘類の果実•果汁を用いて造られた梅酒。
7. ブレンド梅酒
   ブランデーブレンド梅酒•柑橘系ブレンド梅酒を除くブレンド梅酒。
【にごり梅酒】
   原料に梅実の果肉もしくはその他の果実の果肉などの風味を出すための固形分を用いて濁らせた梅酒。
8. にごり梅酒
   原料に梅実の果肉及びその他の果実の果肉などの風味を出すための固形分を用いて濁らせた梅酒。
※糖もしくは甘味料とは砂糖(氷砂糖•双目糖•上白糖•液糖•和三盆•甜菜糖•黒砂糖など)•果糖•オリゴ糖•蜂蜜•ステビアなどをさす。
※分類を同じくする複数の酒類をベースとした梅酒は、ベース混合梅酒とされない(複数の本格焼酎をベース とした梅酒=本格焼酎梅酒、複数の日本酒をベースとした梅酒=日本酒梅酒)。
 
   この件のお問い合わせ先は一般社団法人梅酒研究会事務局まで(電話 03-6228-1183   FAX 020-4664-3012   E-mail: info@umeshu-sg.jp)。