2024.04.10(水) |
佐久市佐久市長土呂の社会福祉 施設で、ノロウイルスによる食 中毒発生に |
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佐久保健所は本日、佐久市内の社会福祉施設「ケアライフ 礎 (いしずえ)」を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の給食業務委託事業者に対し4月10日から4月12日まで、3日間の営業停止を命じた。
患者は4月2日から3日に当該施設で調理、提供された食事を喫食した4グループ67名中の4グループ21名(佐久市、小諸市など在住)でした。環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
この食中毒は令和6年4月5日の午前9時頃、当該施設職員から「委託事業者が調理した給食を食べた入所者らが4月4日夕方から嘔吐を呈している」旨の通報が佐久保健所にあった。
佐久保健所による調査結果概要によると、患者は4月2日から3日に当該施設で調理、提供された食事を喫食した4グループ67名中の4グループ21名で、4月4日正午頃から下痢、嘔吐などの症状を呈していたこと、患者は当該施設で調理、提供された食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、佐久保健所は当該施設で調理、提供された食事を原因とする食中毒と断定した。
参考までに提供された主なメニューは、いわしのかつお煮、もやしのゆかり和え、つぼ漬け、肉じゃが、茄子の南蛮漬け、アスパラの梅マヨ和え、豆腐ステーキのきのこあん、和風サラダ、竹輪の卵とじ、小松菜のポン酢和え、白菜漬け、ピーナツサンド、ブロッコリーとハムのサラダ、コーヒーゼリー、豚肉のにら玉炒め、かぶとあさりの煮物、ご飯、味噌汁等。
長野県内(長野市•松本市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和6年度(うち長野市•松本市)1件(0件)21名(0名)、令和5年度(うち長野市•松本市)10件(3件)205名(30名)となっている。
この件のお問い合わせは佐久保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 髙井、橋詰、筒井まで(電話0267-63-3297<直通> 0267-63-3111<代表>内線510 FAX0267-63-3221 E-mail sakuho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。