2024.07.26(金)

有毒きのこ食中毒注意報を全県発出
ドクツルタケ及びコテングタケモドキ
(推定)の誤食により死亡する事例が発生

   本日、有毒きのこによる食中毒を防止するため、全県に食中毒注意報を発出した。県内でもドクツルタケ及びコテングタケモドキ(推定)の誤食により死亡する事例が発生しており、野生きのこの喫食には十分な注意が必要だ。下記のようなテングタケ科のきのこは有毒である。「4つのポイントを守って、有毒きのこによる食中毒防止を徹底して下さい」と呼びかけている。

ツバやツボがあるきのこは猛毒きのこが多いので食べないようにしましょう。
[テングタケ科のきのこの特徴]
   柄の根元部分にはツボがある。また、生えている時にツボは隠れていることがあり、注意が
必要。
[ドクツルタケによる食中毒の症状]
・食後6~24時間で嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れ、一旦回復した後、肝臓、腎臓機能障害
 が現れる。適切な処置が行われない場合は死亡することがある。
[コテングタケモドキによる食中毒の症状]
・肝細胞への毒性や胃腸系から神経系への症状が示されている。
【参考】
・長野県における有毒きのこによる発生状況(令和元年度から令和6年度)

有毒きのこによる食中毒予防のポイント
○わからないきのこは採らない、食べない、売らない、人にあげない。
○食べられるきのこの特徴を完全に覚える。
○わかっていても、もう一度よく確認する(毎年採って食べているきのこでも、同じ時期や場所
   に類似した毒きのこが生えている場合がある)。
○誤った言い伝えや迷信を信じない。
×「柄が縦に裂けるきのこは食べられる」
×「ナスと一緒に煮ると毒消しになる」など
●もしきのこ中毒だと思ったら、すぐに医師の診察を受けましょう。
●食べたものが残っている場合は、受診の際、お持ちください。
 
<全国における有毒きのこによる死亡事例発生状況(令和元年度から令和5年度)>

〇「有毒きのこにご注意を!」(長野県ホームページ)
https://www.pref.nagano.lg.jp/shokusei/kenko/shokuhin/shokuchudoku/dokukinoko.html
〇「毒きのこによる食中毒に注意しましょう」(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kinoko/index.html
                                 
   この件のお問い合わせは県健康福祉部 食品•生活衛生課 食品衛生係 (担当)福井、松本、塚田まで(電話026-235-7155<直通>   026-232-0111内線2661   FAX026-232-7288   E-mail shokusei@pref.nagano.lg.jp)。