2024.09.19(木)

三連休は爽やかな秋風が吹く八ヶ岳高原 海の口自然郷へ。
9/21日~23日(月•祝振)、「八ヶ岳 森祭 2024」が開催
── 八ヶ岳高原ロッジ ──


「八ヶ岳 森祭」開催中の八ヶ岳高原ヒュッテ ※過去開催時の写真
   毎年秋に開催される「八ヶ岳 森祭(もりさい)」は、自然郷の歴史をひも解く高原の文化祭。八ヶ岳高原音楽堂で開催される、今年のハイライトを紹介する。自然郷では、いたるところで歴史や文化の「原点」に触れることができる。
   八ヶ岳高原ヒュッテは、東京・目白に建てられた徳川家第19代当主・徳川義親邸宅を移築した建物だ。その階段の手すりには木彫りの熊がいる。何故ここに木彫りの熊がいるのでしょう•••。9月23日(月・祝振)「ヒュッテの熊と最後の殿様・徳川義親」トーク&コンサートを開催する。今年発祥100周年の北海道八雲町「木彫りの熊」を糸口に、徳川義親夫妻のヨーロッパ旅行をクローズアップ。徳川美術館学芸員である香山里絵氏(八雲産業株式会社)のお話にご期待下さい。
なお、のちにスズキ•メソードを創設した鈴木鎮一も旅行に同行している。スズキ・メソード出身日本ヴィオラ界を代表する、川本嘉子氏にもご出演いただく。

八ヶ岳高原ヒュッテに佇む木彫り熊
   八ヶ岳高原ヒュッテに入ると、2階にあがる階段がある。その階段の手すりに木彫りの熊を見つけることが出来る。北海道八雲町の木彫りの熊だ。八雲の木彫り熊は手彫りにこだわり、量産をしませんでした。そのため、ひとつとして同じ木彫り熊は無く、それぞれに豊かな表情と味わいがある。
   また、昨年・一昨年と好評だった「ウィリアム・モリス」をより広い視野で取り上げる。生活と芸術を一致させようとしたモリスのアーツ&クラフツ運動は、建築界にも広がった。9月22日(日・祝)「ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライト、そして吉村順三」トーク&チェンバロ・コンサートを開催。府中市美術館「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」展の担当•音ゆみ子氏のお話と、八ヶ岳高原音楽堂専属チェンバリスト•﨑本麻見氏による同時代に愛された楽器•チェンバロ演奏をお楽しみ下さい。

八ヶ岳カラマツ・チェンバロ
   2018年春、地元の樹齢110年のカラマツからチェンバロが誕生した。ピアノの様に弦を叩くのではなく、弦を弾いて音を出すのがチェンバロです。そのためピアノにくらべ音が小さく、大きなホールでの演奏には向いていないが、八ヶ岳高原音楽堂にはぴったりだ。森に囲まれた音楽堂。森から生まれた楽器。そこで奏でられる、海と時代を越えてきた音楽。大自然が織り成す音楽物語に想いを馳せる、心地よいひとときをお過ごし下さい。
八ヶ岳 森祭 2024
9月21日(土)~23日(月・祝振)
八ヶ岳高原海の口自然郷
 
「ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライト、そして吉村順三」
トーク&チェンバロ・コンサート
2024年9月22日(日・祝)13:00開場/13:30開演
八ヶ岳高原音楽堂全席自由/1,000円
【内容】講演:約60分 演奏:約30分(途中休憩あり)
【出演】音 ゆみ子(府中市美術館学芸員)
            﨑本麻見(チェンバロ)
https://www.yatsugatake.co.jp/event/concert/2024/0922/
 
「ヒュッテの熊と最後の殿様・徳川義親」トーク&コンサート
2024年9月23日(月・祝振)13:00開場/13:30開演
八ヶ岳高原音楽堂 全席自由/1,000円
【内容】講演:約60分 演奏:約20分(休憩なし)
【出演】香山里絵(徳川美術館学芸員•八雲産業(株))
【曲目】J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番(ヴィオラ版)
https://www.yatsugatake.co.jp/event/concert/2024/0923/
●「八ヶ岳 森祭」その他のイベントはこちら
https://www.yatsugatake.co.jp/event/morisai2024/
●「八ヶ岳 森祭」会場 アクセス方法はこちら
https://www.yatsugatake.co.jp/about/access/index.html