2024.10.22(火)

木曽保健所管内の社会福祉施設
カンピロバクターによる食中毒
発生

   この食中毒は10月14日の午後3時頃、医療機関から「社会福祉施設の利用者2名が入院しており、うち1名の便からカンピロバクターが検出された 」旨の連絡が木曽保健所にあった。なお患者は全員快方に向かっている。
   木曽保健所による調査結果によると、患者は10月6日から10日に当該施設で調理した食事を喫食した2グループ18名中の2名(患者の所在地は木曽郡)で、10月11日午後2時頃から発熱、下痢等の症状を呈していた。
   患者の共通食は、当該施設で調理した食事のみ、 行政検査により患者便からカンピロバクターが検出されたこと、患者の症状はカンピロバクターによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があった以上のことから、木曽保健所は当該施設で調理、提供した食事を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに患者が喫食した主なメニューは、ご飯、ハムエッグ、クリームシチュー、焼き魚、野菜スープ、里芋の煮物、親子丼、焼き肉、冷奴、大根の煮物、かぼちゃ煮、野菜サラダ、三食丼などである。
   長野県内(長野市•松本市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和6年度(うち長野市•松本市)14件260名(5件)(130名)、令和5年度(うち長野市•松本市)10件205名(3件)(31名)となっている。
 
   この件のお問い合わせは木曽保健所 食品•生活衛生課 (担当)細江、茨木まで(電話0264-25-2235<直通>  FAX0264-24-2276  E-mail kisoho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。