イイノホールで5月8日に開催する(林野庁)

14.05.09(金)

 林野庁では木材の利用を促進することにより、森林の適正な整備•保全、地球温暖化防止、農山漁村地域の振興等に貢献することを目的として、昨年4月より「木材利用ポイント事業」を開始している。
 事業開始から1年を迎え、木材の需要喚起のため全国47都道府県縦断シンポジウムを3月29日開催の京都会場•佐賀会場を皮切りに順次開催して来た。このほど5月8日に各地域における地域材活用を総括するイベント「木で、未来をつくろう! 総括会議 PRイベント」を開催した。

 このイベントでは、まずは林野庁の宮原章人次長が「木で未来をつくろう!木材利用ポイント事業全国縦断シンポジウム」の概要について説明。その後ゲストとして木材利用ポイントPR大使の乃木坂46とC.W.ニコルさんが登壇し、全国47都道府県の木材を使用して製作した「巨大木製日本地図」のアンベールを行った。
 続いて行われた各都道府県のシンポジウム報告では、乃木坂46の生駒さんと宮原次長が宮城県で開催されたシンポジウムを報告。秋田県出身の生駒さんの「東北地方のシンポジウムは気になりますね」というコメントに対し、宮原次長が宮城県で開催されたシンポジウムの様子を丁寧に紹介した。生駒さんは「(東日本大震災の)被災地域のお家や家具などに森林資源が有効活用され、林業の活性化につながると嬉しいですね」と感想を述べました。
 次に乃木坂46の堀さんと林野庁の沖修司国有林野部長が愛知県で開催されたシンポジウムを報告。堀さんの愛知県産「三河材」の知識に沖部長も驚いた様子で、「地域の工務店に元気になってもらいたい」とシンポジウムにかけた思いを語った。最後に乃木坂46の西野さん、C.W.ニコルさんが愛媛県のシンポジウムを報告。ニコルさんは「日本は森や川や海の国、その恵みをいただきながら、その資源を良くしていくのが日本の役目」と愛媛県のシンポジウムで感じたことをコメントしていた。

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 最後に行われたトークセッションでは、林野庁の牧元幸司林政部長が登壇し、それぞれの木材利用についてトークを展開した。「生活の中で木をどのように取り入れているか?」という質問に、乃木坂46の松村さんは、「木の食器で食べるご飯が美味しいんです」と日用品に取り入れていることを紹介。続いて乃木坂46の高山さんは「実家のダイニングテーブルが木で出来ていて、使うごとに愛着が湧いていった」とコメント。これを受け牧元部長は「木のカバン」を愛用していると話した。
 続いて「思い出のある木の空間や木材製品は?」との問いに対して、乃木坂46の深川さんは「乃木坂46で普段使っている稽古場の床が木材で、部屋に入るといい香りがするし、色んな思い出が詰まっています!」と紹介した。最後に乃木坂46の生駒さんは「木材利用ポイントのPR大使を務めたこの1年を通じて、木材のことを色々と学びました。学んだ木材の良さを、もっともっとたくさんの人に伝えたいです」とコメントした。
 トークショーの締めくくりとして、C.W.ニコルさんは「世界の文化は木で始まった。森は心のふるさと」と強く語っていた。なお、同日午後には「全国47都道府県縦断シンポジウム」が開催され、一般来場者480名を動員した。

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 このイベントは5月8日(木)10:30~11:00(受付開始10:00)、会場はイイノホール4階(東京都千代田区内幸町2-1-1)で開催された。登壇者は林野庁次長の宮原章人氏、林野庁林政部長の牧元幸司氏、林野庁国有林野部長の沖修司氏。ゲストはC.W.ニコルさん、乃木坂46(生駒 里奈さん、西野七瀬さん、松村沙友理さん、高山一実さん、深川麻衣さん、堀未央奈さん)。
 この件に関するお問い合わせ先は「木で、未来をつくろう! 総括会議」広報窓口(電通PR内)
担当者山根まで(電話03-6216-9786/090-6797-4954)