種なしぶどうで古くから親しまれ、小粒で甘い

14.06.13(金)

 松本市山辺地区でハウス栽培されたぶどう「デラウェア」の出荷が6月中旬から始まる。松本地域から出荷される「デラウェア」は品質が優れていることから、全国的にも評判の高いぶどうだ。

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 「8月上旬からは露地物の出荷が本格化します。まずはハウスで育った甘さたっぷりの『デラウェア』をご賞味ください」と県農政部では話している。
 主な産地は松本市(山辺地区•今井地区)塩尻市で、出荷予定期間はハウス栽培が6月中旬~、露地栽培が8月上旬~9月上旬に出荷される。県農政部園芸特産課によると、県内の生産状況は平成23年の結果樹面積(果実を収穫できる面積)が73㌶、収穫量675㌧。24年は70㌶、900㌧。25年は69㌶、775㌧だった。
 ぶどう「デラウェア」は、種なしぶどうとして古くから親しまれ、小粒ながら甘く、人気の品種だ。産地のJA松本ハイランドではひとこと「長野県のほぼ真ん中、北アルプスを望む標高600m~1,000mの高原で、爽やかな気候のもと育まれたデラウェアは糖度が高く果汁たっぷり。この時期の逸品です」とコメントしている。

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 【試食宣伝会】がJA松本ハイランドフェアとして6月29日(日曜日)10時~18時まで、アップルランドデリシア庄内店・桐店・南松本店で行われる。
 参考までに県試験場のぶどう栽培研究。長野県のぶどうといえば「デラウェア」「巨峰」のほか、最近は「シャインマスカット」や、県果樹試験場から生まれたニューフェイス、「ナガノパープル」がある。
 これら種なしぶどうは、若い房をジベレリンに浸けることによって作られる。果樹試験場ではおいしく、食べやすい種なしぶどうを安定して生産できる技術を研究し、産地づくりを応援している。
 お問い合せは農政部園芸畜産課果樹•花き係 担当者(課長)本井治(企画幹)西原光男(担当)渡邊奈央まで
(電話026-235-7227〈直通〉、026-232-0111〈代表〉内線3093、ファックス026-235-7481)。
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