7月から出荷が始まる

14.07.01(火)

 小諸市の菱平地区と耳取地区で、地域の風土と食文化の中で受け継がれてきた信州の伝統野菜「ひしの南蛮」「そら南蛮」が7月から地元の直売所に並んでいる。
 「ひしの南蛮」の特徴は、昭和10年代に朝鮮帰国者が持ち帰ったのが栽培の始まりとのこと。側面に深い溝が入り、上下がつぶれたような形が特徴。成熟する前のやわらかくて辛みがない実を、種やヘタを取らずに食べる。

ひしの南蛮.png

 産地は小諸市菱平、出荷期間は7月上旬~10月下旬。入手先は眺望一番ひしの直売所(小諸市菱平312)、担当者は原田義政•中込文子まで(0267-22-1451)。
 「そら南蛮」は昭和以前から栽培があったとのこと。通常は下向きで実がなるピーマンの仲間で、上向きで(空を向いて)実がなることから、その名がついている。辛みや苦味がなく、種やヘタも柔らかいので、丸ごと調理して食べる。

そら南蛮.png

 産地は小諸市耳取、出荷期間は7月上旬~10月中旬。入手先は三岡ふれあいセンター直売所(小諸市耳取615-3)、担当者は町田照美まで(0267-24-4177)。
 産地からひとこと。ひしの南蛮は「卵の半分くらいの大きさで収穫し、種もそのまま丸ごと食べられます。砂糖・醤油煮、素揚げ、てんぷら、油味噌炒めで食べるのが主ですが、軽く炒めたり•焼いたりして、味噌•醤油をつけてもおいしく食べられます」。
 そら南蛮は「皮は薄くて柔らかく、青臭さはありません。丸ごと焼いて、丸ごと食べるのが一般的な食べ方ですが、お好みにより醤油をつけてもおいしく食べられます」。
 信州の伝統野菜とは、県内各地に残る貴重な伝統野菜の文化的、遺伝的な意義や価値を多くの人に知っていただき、後世まで伝えるため、平成19年に「信州伝統野菜認定制度」を創設した。県内で栽培されている野菜のうち「来歴」「食文化」「品種特性」の3項目について、一定の基準を満たしたものを「信州の伝統野菜」に選定している。
LinkIconひしの南蛮・そら南蛮