白菜の夏場の計画生産の徹底や冬野菜の価格高騰等で

14.08.28(木)

 平成25年産の県内の農業農村総生産額は前年を3.6%上回る3,021億円となった。農業農村総生産額が3,000億円を上回ったのは、現在の算出方法となった平成17年以来初めて、農産物産出額が2,800億円を上回ったのは平成16年以来9年ぶりとなる。
 農業農村総生産額は3,021億円(農産物産出額2,822億円、農業関連産出額199億円)。農産物産出額2,822億円(前年対比103.5%)は、米が全国的な豊作基調により供給過剰となり価格が下落したことや、果樹が春先の凍霜害などの気象災害により減収となったものの、はくさいの夏場の計画生産の徹底や冬野菜の価格高騰などにより、野菜の価格が全般に堅調に推移したこと、きのこの価格が需要に見合った適正生産の取り組みなどにより上昇したことなどから、全体では前年に比べ96億円の増加となった。

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表1平成24年産との比較

 農業関連産出額199億円(対前年比104.2%)は6次産業化の取り組みが進んだことや、都市農村交流人口が増加したことから、全体では前年に比べ8億円の増加となった。

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表2農業農村総生産額の推移