種なしで皮ごと食べられる黒紫色のぶどう

14.09.03(水)

 ナガノパープルは“種なし”で“皮ごと食べられる”ことが特長の黒紫色のぶどう。長野県だけで栽培されているオリジナル品種で、「果実の売れ筋ランキング」 (日本農業新聞調べ)では毎年上位にランクインしている(H24:7 位、H25:2 位、 H26:3 位)。

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 主な産地は長野地域、北信地域、上小地域。出荷予定期間は9月上旬~10月上旬で、入手先は県内の青果店、農産物直売所等でお求めを。
 県果樹試験場が育成したぶどう「ナガノパープル」は平成16年に品種登録された。糖度が高く、皮ごと食べられるという「手軽さ」と「おいしさ」を兼ね揃えた品種である。県園芸畜産課調べによると、県内の生産状況は平成23年の結果樹面積が50㌶、収穫量は467㌧、平成24年65㌶910㌧、平成25年90㌶960㌧であった。結果樹面積とは果実を収穫できる面積である。
 産地のJA須高は「ナガノパープルをいち早く導入して産地化に取り組みました。管内の生産量は、県内の生産量の約 45%を占めています。旬のぶどうナガノパープルを是非ご賞味ください」とはなしている。また〈JA須高ぶどう祭り2014〉が9月21日(9時〜15時)、須坂市高畑町 Aコープすこう店(アグリス)で開催される。
 産地の問い合わせ先はJA須高営農部 販売企画課 担当者滝澤聖、小林和弘まで(電話026-245-0153 FAX026-245-1003 URL http://www.ja-sukou.iijan.or.jp)。
 県果樹試験場の「ぶどう」研究。果物がブランドとして認められるためには、一定以上の“甘さ”を維持するなど、品質の高い果実を安定して生産する必要がある。果樹試験場ではすべての果粒の付け根部分が赤紫〜紫黒に着色した品質の高いナガノパープルを生産するため、収穫時期の目安を示すカラーチャート(色見本)を作成している。

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 この件のお問い合わせは長野地方事務所農政課 生産振興係(課長)若林秀行 (担当)宮嵜勲まで(電話026-234-9514〈直通〉026-233-5151〈代表〉内線2185 FAX026-234-9513)。

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