「信州の伝統野菜」の新たな認定グループが増える

第27回信州伝統野菜認定委員会を2月5日に開催
糸萱かぼちゃ(茅野市)と開田蕪(木曽町)が認定に

 県では県内各地に残る貴重な伝統野菜の文化的、遺伝的な意義や価値を多くの人に知っていただき後世まで伝えるため、平成19年に「信州伝統野菜認定制度」を創設した。地域で育まれてきた伝統野菜のうち、一定の基準を満たすものを「信州の伝統野菜」として選定•認定する。
 日時2月5日(木)13:30~15:30、長野県庁議会棟3階 第2特別会議室で行われ、「信州の伝統野菜」伝承地栽培認定は新規で2品目。糸萱かぼちゃ(いとかやかぼちゃ)(茅野市)は、煮物にするとホクホクした食感で、甘みが強く、食味が優れた品種。 天ぷらにしてもおいしくいただける。

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 開田蕪(かいだかぶ)(木曽町)は、赤紫色の蕪は甘酢漬け、茎葉はすんき漬けに利用する。すんきは、塩を用いず乳酸醗 酵させて作る木曽の郷土食。すんきを入れた味噌汁やそばは、ほどよい酸味が加わり、一度食べるとやみつきのおいしさとなる。

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 また「信州の伝統野菜」伝承地栽培認定証票使用については新規で3商品あり、開田かぶのすんき漬け、赤かぶの甘酢漬け、ぼたんこしょう味噌が認定証票使用の承認を受ける。

 ※参考までに長野県内で栽培されている野菜のうち、「来歴」「食文化」「品種特性」について一定の基準を満たしたものを「信州の伝統野菜」として選定している。伝承地で一定の基準を満たした生産者グループが栽培する「信州の伝統野菜」を伝承地栽培認定している(期間は3年間で継続には更新が必要)。伝承地栽培認定された伝統野菜を使用した加工品で、一定の基準を満たしたものに伝承地栽培認定証票の使用を行っている。
 なお審査は公開で行われる。傍聴を希望される方はあらかじめ園芸畜産課野菜・特産係へ電話(026-235-7228)又はメール(enchiku@pref.nagano.lg.jp)で連絡を。
 この件のお問い合わせ先はは県農政部園芸畜産課野菜•特産係 (課長)本井治 (担当)本井浩まで(電話026-235-7228〈直通〉026-232-0111〈代表〉内線3088 FAX026-235-7481)。
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