甘酸っぱく、ジューシー

りんご「シナノドルチェ」
出荷が始まります!

2015.09.19(土)

 「つがる」に続き「シナノドルチェ」の出荷が9月中旬から始まる。果汁が多く、甘味と酸味のバランスが整ったおいしいりんごだ。主な産地は佐久地域、長野地域、松本地域、北信地域で、出荷予定期間は9月中旬〜10月上旬、入手先は県内の青果店、農産物直売所等でお求め出来る。
 「シナノドルチェ」は、県果樹試験場が「ゴールデンデリシャ ス」に「千秋」を交配し、育成した品種。ドルチェ(dolce)はイタリア語で「デザートなど甘いもの」。 ここから「シナノドルチェ」という名がつけられた。「つがる」に続いて出荷できるりんごで、県の主要品種に位置づけられている。
1_シナノドルチェ.jpg「シナノドルチェ」

 県園芸畜産課調べ(結果樹面積(ha)、収穫量(t))によると、平成24年生産状況は24㌶698㌧、25年27㌶582㌧、26年36㌶870㌧となっている。結果樹面積とは果実を収穫できる面積である。
〈産地からひとこと〉
 JA佐久浅間では若手農業者が一番にお勧めする品種という。JA佐久浅間の若手りんご生産者が、今後最も栽培面積を増やしたいと考えている品種がシナノドルチェだ。味に加え香りも良く、理想 の品種として位置づけられている。標高700m前後で栽培されるシナノドルチェに、若手生産者とベテラン生産者、双方の夢を乗せて、生産拡大を図っていきたいとしている。
 産地の問い合わせ先はJA佐久浅間 営農指導部 野菜園芸課 担当:大工原嘉幸まで(電話0267-68-9412 FAX0267-68-9416 URL http://www.ja-sakuasama.iijan.or.jp/)。
〈果樹試験場「りんご」研究〉
 りんご栽培では適切な病害虫の防除が重要だ。近年「ゲリラ豪雨」と呼ばれる突発的な強い雨により農薬が流され、農薬の防除効果期間が短くなることが懸念されている。このため、果樹試験場では、降雨量や雨の強さが農薬の防除効果に与える影響などについて調査・研究を行い、「ゲリラ豪雨」に負けない、安全で効果的な防除方法の確立に向けて取り組んでいる。

 この件のお問い合わせ先は佐久地方事務所農政課 生産振興係 (課長)相馬正博 (担当)堀内千秋まで(電話0267-63-3145<直通> 0267-63-3111<代表> FAX0267-63-3189)。
mail-new.png sakuchi-nosei@pref.nagano.lg.jp