リンゴ界の最高峰

りんご「ふじ」の
出荷が始まる!

2015.11.02(月)

 りんごの代表格「ふじ」を味わえる季節がいよいよやって来た。シャキッとした食感と蜜の入った甘みたっぷりの「ふじ」をご堪能ください。主な産地は長野県下全域、収穫期間は11月上旬〜12月中旬、入手先は県内の青果店、農産物直売所等でお求め出来る。
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 りんご「ふじ」は、農林水産省果樹試験場が「国光」に「デリシャス」を交配•育成した品種で、昭和37年に「りんご農林1号」として品種登録された。りんごの代名詞というべきこの品種は果汁が多く、食味と日持ち性が極めて優れていることから日本で最も多く栽培されている。
 平成26年の農林水産統計(ふじ)によると、1位の青森県の収穫量は235,500㌧全国シェア53.9㌫、2位は長野県99,200㌧22.7㌫、3位は山形県29,100㌧6.6㌫となっている。

〈産地からひとこと!〉
 JA志賀高原では「標高500〜700m、昼と夜の温度差が大きい山ノ内町では、果汁が多く実の締まったりんごが収穫できます。ユネスコエコパークに認定された志賀高原からのさわやかな風と、清流の恵みにより育まれた山ノ内のりんご。太陽の光を十分に浴びた、真っ赤な果実を是非味わってください」とアピールしている。
 イベント情報:「ふじ祭り」を11月21日(土)午前9時〜11月23日(月)午後15時まで開催する。場所はJA志賀高原プラム共選所内(山ノ内町夜間瀬 2997-3)。産地の問い合わせ先はJA志賀高原 果実課 担当:北原登、阿部美保まで(電話0269-33-8103 FAX0269-33-3599)。

〈果樹試験場の「りんご」研究〉
 もともと「ふじ」は縦縞状に着色する品種でしたが、全国に栽培が広がるとともに、枝によっては、全体がきれいに着色する果実が見受けられるようになった。果樹試験場ではそのような枝を集めて研究を重ね、着色のよい「長ふ12」など4系統を選抜した。色鮮やかな真っ赤な「ふじ」の生産拡大を目指し、全国への普及を図っている。
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 この件のお問い合わせは北信地方事務所農政課 農業振興係 (課長)山岸義治 (担当)穂谷政人まで(電話0269-23-0209<直通> 0269-22-3111<代表>内線 314 FAX0269-23-2217)。

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