天ぷらにしてもホクホクして

美味しい幻の地大根!
「山口大根」の出荷が始まる

2015.11.20(金)

 上田市山口地区で受け継がれてきた信州の伝統野菜「山口大根」が出荷・販売される。山口大根の産地は上田市山口地区、出荷期間は11月中旬〜12月中旬、栽培グループは山口大根の会。
 「山口大根」は上田市山口地区で栽培される地大根で下膨れの形が印象的だ。肉質は硬くて緻密で水分が少ないのが特徴。山口大根はデンプン質を多く含むため、加熱するとホクホクして甘みを増し、「天ぷら」にしても美味しくいただける。
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〈産地からひとこと!〉
 山口大根は上田市山口で約400年前から栽培されている伝統野菜だ。昭和初期には野沢菜と並ぶ主要な漬物用野菜としてたくさん栽培されていたが、戦後、果樹への転換が進んだため生産量が減少し、数人だけが栽培する「幻の大根」となっていた。
 そこで上田市の特産品を作ろうと、平成17年に住民有志が「山口大根の会」を結成。共同での種取りなどを行い、栽培面積の維持拡大に取り組み栽培を復活させた。山口の地が育んだ爽やかな辛味と深い甘みが特徴だ。ち密な肉質のため沢庵漬けにすると滑らかな舌触りを楽しむことができる。
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 問い合わせは山口大根の会(上田市農林部農政課) 担当者 小相澤隆幸、小山智まで(電話0268-23-5122 FAX0268-25-4100)。
mail-new.png nosei@city.ueda.nagano.jp

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 この件のお問い合わせは上小地方事務所農政課 農業振興係 (課長) 森山隆弘 (担当)市川一喜まで(電話0268-25-7126<直通> 0268-23-1260<代表>内線2436 FAX0269-23-2217)。
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