2016.12.01(木)

農業×IoT×スマホ決済の実証実験を1月から開始 
減反政策転換や食の多様化から日本の“美味しい”
お米をIoTで守る(米ライフ(株))

 米ライフ(株)(本社東京都千代田区、富田航大代表取締役)は、IoTを活用した米びつセンサーがお米を正確に管理し、元農家が厳選した精米したての新鮮なお米をお届けする一連のサービスの実証実験を2017年1月より開始する。
 

 米ライフは"美味しい日本のお米"を守ることを目的として2016年8月に設立された農業IoTベンチャーである。「減反政策の転換による畜産用米飼料の増加」や、糖質制限ダイエットの流行や麺類やパン食などによる「若者の米離れ」が指摘されている。そこで精米したての新鮮で本当に美味しいお米を消費者に届ける仕組みを「米びつセンサー」によって実現する。
 農薬や化学肥料を抑えた特別栽培米などの「安心安全で美味しいお米」はあっても、地元以外での販路を拡大できていない。米と言う字は八十八の手間をかけて作られた事に由来するが、こだわりを持って作られた美味しいお米は、田んぼの除草など管理業務が大幅に増えることによって、結果としてお米を売ることに費やせる時間が作れないというジレンマがあり、市場に出回ることのない本当に美味しいお米が存在する。
 お米の劣化はとても早く、精米直後から劣化が始まり、二週間程度でお米の本来の美味しさ、甘みがなくなり、硬くなってしまう。そこで、家庭のお米が減っている状況を米びつセンサーが感知し、米ライフのサーバがデータを受信し、そのタイミングで精米し、発送を行うことで、いつでも精米仕立ての本当に美味しい状態のお米をタイムリーに届ける。
 仕組みは「米びつセンサー」をすでにある米びつのフタの裏や、天井面に張り付けることで、米びつの天井からお米の距離を感知し、スマートフォンにその量を通知する。消費者のスマートフォンにお米の量が通知されるので、スマートフォンからリアルタイムに入手した厳選米を選んで購入することができる。

 米ライフの注文はスマートフォンアプリから行うため、配送先の住所や決済などは自動的に行われる。注文がはいれば即座にケートラで精米が行われ、新鮮な状態のお米が自宅に届く。
 地方に埋まっている美味しいお米を、元農家自らが探し出し、米びつセンサーから注文に応じて、新鮮で精米仕立てのお米をタイムリーにお届けするという、国内初の試みとなる「農業」×「IoT」×「スマホ決済」で、「減りゆく日本の美味しいお米を守る」という一役を是非担って行きたいと思っている。
 米びつセンサーの販売を開始した(クラウドファンディング) http://bit.ly/2gkcLa2
※日本の美味しいお米を守るためご支援の程、よろしくお願いいたします。米ライフアプリ(2017年1月にiOS, Android同時公開予定)。
 
 ちなみに米ライフ(株)(URL http://www.my-life.co.jp/)は卸売業、小売業で、本社を東京都千代田区飯田橋1-5-6 協和西ビル4Fに置く。代表者は富田航大氏、資本金は100万円。