2018.08.01(水)

国内農機メーカーとして初の

「GLOBALG.A.P.」認証を取得

ヤンマー


<ヤンマーシンビオシス栗東センターの水耕レタス栽培施設>
 
  ヤンマー(株)のグループ会社であるヤンマーシンビオシス(株)(本社大阪市、堀井英孝社長)は、滋賀県栗東市にあるヤンマーグリーンファームの水耕レタス栽培において、国内農機メーカーとして初の「GLOBALG.A.P.」認証を取得した。
「GLOBALG.A.P.」は、特に欧米では多くの流通大手が調達の際に生産者に求めている認証。また日本国内では、厚生労働省により「食品衛生管理の国際標準化」を目途とした「HACCP」に沿った衛生管理の制度化も検討されている。この度、ヤンマーは「食の安全」「環境保全」「労働の安全」を国際標準の生産工程管理で実現する「GLOBALG.A.P.」に着目し、国内農業機械メーカーとして初めて認証を取得した。
 ヤンマーグリーンファームを運営するヤンマーシンビオシス(株)は、障がいのある方の雇用を推進する共生社会の実現を目指して2014年4月に設立し、10月に特例子会社認定を受けたヤンマーのグループ会社だ。滋賀県の栗東センターでは、農産物の生産•販売など、農業を通じて地域や人の暮らしを豊かにする事業を展開している。本センターの水耕レタスは、週末に一般開放しているヤンマー社員食堂「Premium Marché OSAKA」のサラダ用のほか、ヤンマーが運営する各施設に出荷されている。
 ヤンマーでは、農作業の効率化を支援するICTシステム「SMARTASSIST REMOTE」を提供しており、このサービスは日本GAP協会より「ASIAGAP」「JGAP」の推奨システムとして認定されている。
 今回、ヤンマーグループで「GLOBALG.A.P.」認証を取得したことにより、今後GAP認証取得を目指す担い手農家様や農業法人様に対して、トレーサビリティ管理や営農に関する情報提供など幅広く支援出来るよう取り組んでいく。 

<ヤンマーシンビオシス栗東センター外観


水耕レタス栽培施設


 
■ヤンマーシンビオシス(株)概要
設立日:2014年4月1日
所在地:大阪市北区鶴野町1-9 梅田ゲートタワー
資本金:3,000万円
代表者:代表取締役社長 堀井英孝
事業内容:ヤンマーグループ各社の農業研究の補助、清掃、事務補佐、工場内軽作業など
ヤンマーシンビオシスについてhttps://www.yanmar.com/jp/about/company/yss/
 
<ヤンマーについて>
 1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーだ。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開している。
「自然と共生し、食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決するとともに、未来へつながる社会とより豊かな暮らしへの貢献」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会“A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指している。詳しくはヤンマー(株)ウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。