2018.09.27(木)

新品種マッチングセミナー10/10

食味と着色の良いリンゴ有望品種

「錦秋」(きんしゅう)<農研機構>

  農研機構は10月10日(水曜日)に、大阪府大阪市内でリンゴ新品種「錦秋」に関するセミナーを開催する。「錦秋」は着色が良く、甘味が多く歯ざわりの良い、早生と中生をつなぐ品種だ。「錦秋」を試食し、市場関係者等とのマッチングを推進する。
  リンゴでは甘い品種が好まれているが、早生と中生をつなぐ時期に収穫できる品種には、このような消費者嗜好に合ったものがなかった。そこで農研機構は、甘味が多く歯ざわりが良いことに加え、成熟期の気温が高くても濃赤色に着色しやすいリンゴ新品種「錦秋」を育成した。
  この品種は中生の優良品種「シナノスイート」より2週間程度早く成熟するため、早生の主要品種「つがる」の販売時期終盤以降に収穫、販売できる品種として期待されている。新品種の普及を図るためには、市場関係者等の評価やニーズを把握することが重要だ。
  そこで新品種マッチングセミナーを開催し、試食も交えて意見交換を行う。本セミナーを通じて市場関係者等と新品種「錦秋」とのマッチングを行うとともに、幅広い関係者の交流を通じて本品種の利用拡大を図る。
  日時は10月10日(水曜日)12時00分~13時10分(11時30分受付開始)、場所は大阪本場青果卸売協同組合果実部青年会会議室(大阪市福島区野田1丁目1番86号、大阪中央卸売市場本場西棟3階南側)。JR環状線「野田駅」下車徒歩約10分。主催は農研機構果樹茶業研究部門である。
  申込方法は10月5日(金曜日)までに、別紙の参加申込書【Excel:13.0KB】によりメールまたはFAXで申し込む。なおキャンセルされる場合には事務局まで連絡する(E-mail:
fruitseminar@ml.affrc.go.jp)。その他詳細については、別紙の開催要領【PDF:360.8KB】またはイベントページ(以下URL)をご覧下さい。http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2018/09/083105.html
参加申込書.xlsx
LinkIcon別紙.pdf
  この件のお問い合わせは農研機構 研究推進責任者: 農研機構果樹茶業研究部門研究部門長 樫村 芳記  研究担当者: 同品種育成研究領域研究領域長 別所英男まで(電話029-838-6436)。若しくは  広報担当者: 同企画連携室果樹連携調整役 和田雅人まで(電話029-838-6451  FAX029-838-6440)。