2019.11.15(金)

まだ間に合う!冬のおすすめ花苗3選、「ハボタン」

「リナリア」「カレンジュラ」、冬から春にかけて

淋しくなりがちな花壇を華やかに(タキイ種苗)

 タキイ種苗(京都市下京区、瀧井傳一代表取締役社長)は、今からでも植え付けが間に合う冬の花壇におすすめの花苗を3つを紹介している。本格的な寒さがやって来るこれからの季節、どうしても庭の花壇が淋しくなりがちだ。そんな寒い季節でもお庭を華やかに彩り、春までの長い期間を色とりどりの花で楽しみましょうという。
①幅広いシーンで活躍!冬の定番「ハボタン」
   日本の冬を彩る花といえばハボタン。年末年始にハボタンがあると“日本のお正月”の雰囲気も高まる。昔から丸葉系やちりめん系など様々なタイプのハボタンがあるが、最近は“和”だけでなく洋風のアレンジメントにぴったりな種類がたくさんあり、クリスマスにも楽しめるようになった。◆「フレアホワイト」
   まるでバラのように華やかな新感覚のハボタン。フレアスカートのように波打つ葉が特徴的だ。従来のハボタンに比べて中心部分まで美しい純白で、他の花材と組み合わせるとより白さが際立つ。

◆プラチナケール「ルシール」
   プラチナケールは通常のハボタンとは異なり、葉の表面にワックス成分がなく、葉にメタリックな光沢があるのが特徴。高級感があり、新しい花材として取り入れるとお庭の演出の幅も広がる。


▲(左)プラチナケール (右)従来品種 艶が全然違う
 
◆「フェザーレッド」「フェザーホワイト」
   切れ込みのあるギザギザとした特徴的な葉は、羽毛や雪の結晶をイメージさせ冬にぴったり。クリスマスやお正月など幅広く利用できる。


▲赤や白に色づく前のものを、グリーン素材として利用するのもおすすめ。
 
②カラフルな花色で華やかに!「リナリア」
   ヒメキンギョソウとも呼ばれるリナリアは、その名の通り金魚に似た小さなかわいらしい花を咲かせる。単色で楽しむのはもちろん、花色が豊富なので複数の色を組み合わせて寄せ植えにすると、より華やかな花壇になる。
◆「フィリア」シリーズ
   これまでの品種に比べて分枝が多いため、花数も多くなる。節間が短いので、株姿が乱れずにこんもりと形よくまとまり、春まで美しさをキープできる。


▲(左)フィリア (右)従来品種 こんなにきれいにまとまる。
 

よく見ると金魚のような形をしている
 
③寒い季節に暖かな花色がホッとする「カレンジュラ」
   別名は金盞花(キンセンカ)。切り花のイメージが強いかもしれないが、花壇や鉢栽培に向いている草丈の低い品種もある。まぶしいほど鮮やかなオレンジや黄色の花色が特徴的で、冬の花壇を明るくコーディネートしてくれる。
 
◆「エミフル」シリーズ
   かわいらしい半八重の花がたくさんつき、これまでの品種に比べて分枝が多いため、花数も多くなる。株がこんもりとドーム状にまとまる。中心が黒と黄の2タイプあり、お好みで組み合わせましょう。
 

【エディブルフラワーで楽しむ!】
   カレンジュラはエディブルフラワー(食用花)としても利用できる。苗の購入時に咲いていた花は、農薬などが散布されている可能性もあるので、食べるのはおすすめできない。自分で育てて新たに咲いた、安心な花を利用するようにしましょう。
 

天ぷらにしてもおいしい♪
 
   冬から春にかけての期間は、どうしても花材が少なくなりがちでお庭も淋しくなることが多いが、今年の冬は寒さに強く丈夫な花を取り入れて楽しんでみてはいかがでしょうか?
 
   この件に関するお問い合わせ先はタキイ種苗(株)広報出版部 松本麗まで(電話075-365-0123  専用メールアドレスkoho@takii.co.jp)。