2020.10.02(金

小⻨の新品種を育成する

農業関係試験場で育成した

新品種の名称を募集!

   県農業試験場が育成した新品種の名称を募集する。信州で生まれた新しい小⻨にふさわしい素敵な名前をお待ちしている。新品種は小⻨「東とう山さん53号ごう」と小⻨「東とう山さん55号ごう」の2種類だ。
<新品種の特徴>

   穂:「東山53号」原⻨と加工後の中華麺
○越冬性に優れ、倒伏に強く多収で、小⻨の主要病害に強い特徴がある。
○中華麺に適する硬質超強力小⻨で、主力品種の「ハナマンテン」代替として、県下ラーメン店や伊那谷の郷土料理ローメンとしての利用が期待される
 

穂:「東山55号」原⻨と加工後のうどん
○越冬性に優れ、倒伏や主要病害に強く、ゆで麺の色は明るい白色である。
○日本麺に適する軟質中力小⻨で、主力品種「ゆめきらり」及び「シラネコムギ」の代替として「うどん」や「おやき」「すいと品種として期待される。
 
「東山53号」
【品種特性の概要】 中華麺の県内産主力品種「ハナマンテン」に替わる、超強力小麦である。 「ハナマンテン」より耐寒・耐冷性に優れ、秋播性 (長期間低温に遭遇しないと幼穂形成しない性 )が強く、暖冬年の凍霜害を受けにくいなど、越冬性がかなり高い。 「ハナマンテン」より稈が長いが耐倒伏性に優れ、収量性にも優れる。 「ハナマンテン」より赤さび病やうどんこ病の抵抗性が優れる。 中華麺の官能評価は「ハナマンテン」と同等である。 「ハナマンテン」に対し、出穂期は5日遅く、成熟期は3日遅い中生種である。

「東山55号」
【品種特性の概要】 日本麺の県内産主力品種「ゆめきらり」及び「シラネコムギ」に替わる、中力小麦である。 ゆで麺は明るい白色で、生麺経時後も色相が劣化しにくい。 「ゆめきらり」より赤さび病やうどんこ病の抵抗性が優れる。 コムギ縞萎縮病抵抗性※が優れ、 10 月下旬以降に、は種することで安定生産ができる。 「ゆめきらり」よりやや稈が短く、耐倒伏性に優れる。 「ゆめきらり」に対し、出穂期は同日、成熟期は3日遅い中生種である。

<名称募集>
(1)別紙「応募用紙」に「名称」及び「名称に込められた理由や想い」を記入してください。なお、応募に当たっては「品種の特性と注意事項」をご覧ください。
(2)電子メール、FAX又は郵送で応募してください。
  応募期限:令和2年(2020年)10月13日(火)まで
    応募先:〒382-0072 ⻑野県須坂市小河原492 農業試験場 知的財産管理部あて
               FAX026-251-2357 E-mail shinhinshu@pref.nagano.lg.jp  電子メールの場合は「名
               称」及び「名称に込められた理由」をメール本文に記載してください。
(3)応募いただいた名称に係る一切の権利は、⻑野県に帰属するものとする。
 
   この件に関するお問い合わせは⻑野県農業試験場 知的財産管理部 (部⻑)宮本賢二 (担当)大日方敦哉まで(電話026-246-2414<直通>   FAX026-251-2357   E-mail nogyoshiken@pref.nagano.lg.jp)。