2021.07.07(水)

「漁港漁村の活性化について」漁港漁村における

交流の推進に向けた基本構想・渚泊取組参考書の

公表(水産庁)

  水産庁では、都市住民や外国人観光客等と漁村の交流を促進するため、「漁港漁村における交流の推進に向けた基本構想及び参考書」を作成し公表している。
   この趣旨は 平成29年度を初年度とする「漁港漁場整備長期計画(平成29年3月28日閣議決定)」では、滞在型漁村の確立・形成や漁村の魅力の発信を通じ、都市住民や外国人観光客等による漁村への訪問や漁村の人々との交流(以下「交流」という)の促進を図るとしている。
   水産庁では、交流の促進を中心とした漁村活性化を推進するため、各地で交流に取り組もうとする方々に向けた基本構想及び参考書を作成し公表している。この基本構想と参考書が、漁港漁村の交流の推進によりにぎわいの創出を図ろうとする方々の参考となることを期待している。  
<内容>
1)漁港漁村における交流の推進に向けた基本構想
   本基本構想は、漁港漁村での交流の推進について、全国各地での実施例を交流推進の主体ごと(例:漁業者グループ、漁協ほか)に分類したうえで、推進にあたっての考え方やその取り組みの内容を整理している。漁業者や水産加工業者等の水産業に関わる方々のほか、漁港漁村の自治体職員や地域づくりなどに関わる方々に参考にしていただきたいと考えている。
2)渚泊取組参考書
   「渚泊」とは、漁村地域がもつ観光資源を活用した、漁村における滞在型旅行のことを言う。本書は渚泊をこれから始めるまたは既に実施している地域が、持続的にビジネスとして実施できる体制の構築が図られるよう、全国各地で渚泊に取り組む団体に向けた参考書として取りまとめたものだ。
   「漁港漁村における交流の推進に向けた基本構想」及び「渚泊取組参考書」については、以下のURLからご覧頂ける(https://www.jfa.maff.go.jp/j/bousai/nagisahaku/index.html)。また、漁業地域•漁港におけるクルーズ船受入れマニュアルや渚泊の取り組み事例についても同じURLで掲載している。
 
   この件のお問い合わせは水産庁 漁港漁場整備部防災漁村課 (担当)宮澤、森廣まで(電話03-3502-8111<代>内線6905   ダイヤルイン03-6744-2392)。
 
<泊まる>遊ぶ
   古民家や廃校などの宿泊施設で地元の人と語り合うなど漁家の暮らしをそのまま体験。

<遊ぶ>
   磯遊びなどの自然体験やお祭り、マリンアクティビィティなど漁村には楽しいコンテンツがいっぱい。

<食べる>
   四季折々の新鮮な食材は勿論、伝統料理など地域ならではの美味しいものがたくさんある。
 

<体験する>
   海釣りや地曳き網などの漁業体験、魚捌きや加工品作り体験など様々な体験ができる。
 

<見る>
   きれいな海、青い空。夕日や夜の漁火など漁村には息をのむ絶景があふれている。