信州の伝統工芸品を知事室へ展示

「南木曽ろくろ細工のスピーカー」
けやきの無垢材による高級感を…

2014.10.22(水)

 長野県では知事室に信州の伝統工芸品の新商品を四半期ごとに展示し、知事室を訪れる方々へ知事が自らPRする取り組みを行っている。10月22日(水)から「南木曽ろくろ細工のスピーカー」を知事室へ展示した。
 展示期日は平成26年10月22日(水)から約3か月間、展示場所は知事室。制作者は(有)カネキン小椋製盆所(小椋浩喜取締役専務)。南木曽ろくろ細工のスピーカーは、国指定の伝統的工芸品である南木曽ろくろ細工の伝統技術を活かして、けやきの無垢材による高級感のあるスピーカーの商品開発を行った。

南木曽ろくろ細工のスピーカー.png

 ろくろ細工の新たな可能性を示すフラグシップ的な製品として展示会等でも注目され、ろくろ技術への注目度も上がり、関連商品の販売増加にも繋がっている。なお、さらなるデザイン性の高い商品開発に向けて平成25年度から工業技術総合センター(地域資源製品開発支援センター)が支援を行っている。
 南木曽ろくろ細工はトチノキ、ケヤキ、センノキ、カツラ等をろくろ加工し、トクサ磨きや漆拭きをして木味や手触りの優れた茶びつ、茶盆、木鉢、お椀等を生産している。特徴は天然の木目を生かした手作りで素朴で温かさを感じさせる。
商品のお問い合わせ先は(有)カネキン小椋製盆所まで(電話0264-58-2021 〒399-5302 木曽郡南木曽町吾妻4689-108 http://www.kanekin-ogura.co.jp/)。