2019.06.05(水

清酒用7号酵母で仕込む超低温発酵白ワイン

獺祭で知られる旭酒造や神の雫の作者樹林氏らの

協力を経てついに完成、6月発売開始

   この度、日本醸造協会の「獺祭」で知られる旭酒造、そして漫画「神の雫」で知られる亜樹直氏の協力のもと、日本酒の伝統的な醸造技術•酵母の力を借り、ムートン、オーパス・ワン等の作品で知られる世界的に著名なフランス人醸造家「パスカル•マーティ氏」が、日本酒酵母を使用した白ワインを造った。醸造家「パスカル・マーティ氏」は2010年より毎年来日しており、日本の食文化、とりわけ日本酒の魅力に惚れ込んでいる外国人の一人だ。
   パスカル•マーティ氏は、来日時に吟醸酒を飲み、料理人の方から話を聞き、日本酒の世界に強い興味を持った。その後、日本酒の「獺祭」で知られる旭酒造の桜井氏からのレクチャーを受け、文献の調査を経て単に味わいだけでなく、醸造法や酵母の他国にはない特異点に気づき、今回のプロジェクトへと発展した。
   単に酵母が日本酒酵母であるというだけのワインならば、他にも前例がある。しかし、酵母の特性を科学的な観点から応用し、ワイン造りにおいて全く新しいものを作り出そうとした作品という点において世界初となるユニークなワインだ。
   ワイン醸造の過程で、多くのアロマは温度上昇とともに揮発して行く。マーティ氏の仮説では、これまでの醸造技術において、ソーヴィニョン・ブランなどアロマティックな品種ほど、本来のブドウ品種のアロマを多く失っており、酵母によって作られた香成分主体となっている可能性がある、との事でした。
   ワインと日本酒のハイブリッドともいえるこのワインは、他のワイン以上に和食に合うワインとなることは容易に想像できる。ここに表現されるのは、素材が本来もっていた要素を昇華させた「香り」「繊細さ」。つまり日本で古来より大切にされてきた価値観でもあるからだ。

   2019年6月10日から6月14日の間、ムートンやアルマヴィーヴァでもその才能を発揮した、チリVINA MARTYのオーナー兼醸造責任者でもある醸造家パスカル・マーティ氏が、新作ワインの販売に合わせ来日する。なお、この特別なワインはまず世界に先駆けて日本で今月より先行販売されることになっている。
   作り手ご本人からの説明とともに、新作ワインの試飲を行っていただけるよう、下記の通り準備している。限られた期間のご案内で誠に恐縮しているが、「是非この機会をご活用いただき、この新しい白ワインを知っていただければ幸いと思います」と話している。
 
日時:2019年6月10日(月)~14日(金)
場所:㈱トゥエンティーワンコミュニティ(東京都港区六本木6-1-12 21六本木ビル6F)にて、インタヴュー、また試飲の用意お可能だ。

パスカル•マーティ氏 プロフィール
   フランスのカタルーニャ地方出身。1982年にボルドー大学醸造学科を卒業。卒業後カリフォルニアでの研修を経てバロン・フィリップ・ド・ロッチルド社に入社。1983年~96年の間、ジョイント・ベンチャーである「オーパス・ワン」を造り上げるため、彼は1週間ムートンで働き、その後3週間をナパヴァレーで過ごすという生活を繰り返すようになる。
   1996年に、新たなコンチャ・イ・トロとのジョイントベンチャー「アルマヴィーヴァ」のコー・ジェネラル・マネージャー兼醸造家として赴任を求められた。それを受け、同年からアルマヴィーヴァの制作に取り掛かる。同ワインを造り上げた事とともに、畑、醸造所を整備し、必要な物を造り上げ、チリに本格的なワイン造りのシステムをもたらしたことも高く評価されている。
 
   この件に関するお問い合わせ先は(株)トゥエンティーワンコミュニティワイン事業本部 田中直美まで(電話03-5413-3211 FAX03-5413-3212  Mail:shiire@21cc.co.jp)。