2021.04.16(金)

群馬県産はちみつのお酒「MOMOTOSE」「Beeear」発売

風景を味わう生はちみつ「百蜜」を使った、蜂蜜酒と蜂蜜ビール

誕生(きたもっく)

   群馬県産のはちみつを製造販売する(有)きたもっく(本社群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢、福嶋誠代表取締役)は、自社の生はちみつ「百蜜」を使ったお酒2種を発売する。
はちみつの香りが広がる蜂蜜酒「MOMOTOSE(ももとせ)」 

   蜂蜜酒「MOMOTOSE(ももとせ)」は、水辺で集めたトチの蜂蜜(群馬県産)と米麹だけで作ったお酒だ。一口含んだだけで気分が華やぐ品のあるフローラルな香りはトチならでは。アルコール度数が低く口当たりもよいため、普段お酒を飲まない人でも飲みやすい仕上がりになっている。
   蜂蜜酒の歴史は古く、農耕が始まる以前から存在したとされ、北欧や東欧•ロシアを中心に現代でも親しまれている。お祝いの席での飲み物として、贈り物としても喜ばれるお酒だ。 蜂蜜酒「MOMOTOSE(ももとせ)」の価格は、720ml5,800円、250ml2,600円(税込)で、直営店「ルオムの森」で販売中だ。
 
まろやかな味わい蜂蜜ビール「Beeear(ビーアー)」

   蜂蜜ビール「Beeear(ビーアー)」は、蜂(BEE)、熊(BEAR)、ビール(BEER)をかけて名付けられた。地元の猟友会が熊猟をするときは、もっぱら「栗の蜂蜜」を使う。なぜならば、蜂蜜は熊の大好物で、中でも香りの強い栗の蜂蜜には目がないからだ。
   2020年に発売した生はちみつ「百蜜」の内、最も香りが強く個性的な「#45 北軽井沢の栗」。栗のほかに、アカシア、リョウブやアザミなどの夏の山野草も含んだ百花蜜で、複雑な味わいにヤミツキになる人続出している。
   熊だけでなく、人も虜にした蜂蜜で作られた「Beeear」。醸造は同じ群馬県吾妻郡内にある「四万温泉エールファクトリー」。山間地の清らかな水で仕込んだ、こだわりのクラフトビールを作るメーカーと共同開発している。価格は330ml600円(税込)で、直営店「ルオムの森」で販売中だ。
 
蜂蜜を通して地域の自然とつながる 

   「百蜜」は持続可能な林業の一側面として誕生した。(有)きたもっくでは、山の未来を明るく描ける林業を目指して、地域のエネルギー循環と地場ブランドの確立を複合的に取り組んでいる。その取り組みは、群馬県主催の6次産業化チャレンジ支援事業(ぐんまブランド推進事業)で1位を受賞し、農林水産省「ディスカバー農山漁村の宝」では関東ブロックに選定された。
   地域の山林と自社運営のキャンプ場を舞台に、生産から理想的消費の流れをつくった仕組みは循環であり、循環をつくるには川上から川下までの複合的な多面展開が必要でした。加えて地域特性を生かして、耕作放棄地での養蜂や百蜜と地元野菜で地場ブランドの特産品づくりにも力を入れている。
■生はちみつ「百蜜」 https://luomu.thebase.in/
■直営店「ルオムの森」 https://luomu.jp/
■有限会社きたもっく https://kitamoc.com/
 
   ちなみに(有)きたもっく(URL: https://kitamoc.com/)はサービス業で、本社を群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1924-1360に置く。電話番号は0279-84-6633 代表者名は福嶋誠氏、資本金は1000万円。