日本各地の選りすぐりの食材を提供

2014.07.09(水)

 「私たち久世福商店のルーツは房総半島の醤油蔵です」と謳い、日本各地の選りすぐりの醤油•味噌•だし•お米等を自らの脚で探し、取り揃え販売している「久世福商店」。こだわりの食材をセレクトした「ザ・ジャパニーズ・グルメ・ストア」として新たに創業している。
 昨年の12月20日にイオンモール幕張新都心に「久世福商店」を出店して以来、新潟、静岡、つくばに続き、長野市にある善光寺大門本店は5店舗目となる。7月6日のオープンは善光寺表参道夏祭り開催日でもあった。
 当日12時からオープンの「鏡割り」、お祝いの「木遣り」も披露され、13時に商い開始したとなった。来店客には振る舞い酒が提供され、お神輿が会場を盛り上げた。7月7日から11日の5日間は毎日楽しいイベントが開催されている。7日はわらびもち実演、8日は手打ちうどん実演、10日は味噌の量り売り実演、11日は浅漬け販売が模様される。
 「久世福商店」は(株)サンクゼール(本社上水内郡飯綱町芋川1260、久世良三社長)の新業態、日本全国のうまいものセレクトショップとして開発された。従って"ザ・ジャパニーズ・グルメストア"をコンセプトに日本全国から "うまいもの"を集め、久世福商店は世界をめざして日本が誇る和食文化を発信している。日本全国の誇り高き生産者と共同開発した本物の調味料、こだわりのお菓子、厳選された台所道具など約1200品目を取り揃えている。

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 写真に見るように「久世福商店善光寺大門店」は大正時代の店蔵を模した二階建てのお店だ。歴史ある街並みにマッチした日本建築の落ち着いた店構え(延面積27坪)で、店内は一段と趣のある軸組工法で造られている。これは地主の建物へのこだわりである。
 店舗の1階は主に醤油•味噌•だし•調味料•米•珍味•菓子類、2階は菓子類•アルコール•雑貨等約1200アイテムが所狭しと並んでいる。また、その商品を使った実演試食を行うライブキッチンでは、ライブ感溢れる久世福流の商品説明が魅力を高めている。

 同店の営業時間は10時から18時。永田弥生店長の他に5名(パート•アルバイト)がいる。開店準備をしていた(株)サンクゼールの販売本部副本部長の神田秀仁氏は「日商20万円は売りたいですね。来年は善光寺ご開帳、新幹線開通で人の往来も例年の3、4倍はあるでしょう」とその期待も大きいようだ。

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 日本中の美味しいものの紹介や地元の良いものを提供するという「久世福商店善光寺大門店」。
既存4店舗の不動の売上げランキングNo.1は「だし」である。本体価格が480円~(税込価格518円~)だ。「だし」はみそ汁はもちろん、煮物、うどん、炊き込みご飯等様々な用途に使え、また全国各所のだしがあるのも同店の魅力となっている。
 善光寺お膝元の待望の本店とあって、それぞれのスタッフも張り切っている姿勢が伺える。「だし」に続く商品がこのお店で誕生することを期待して止まない。しかし、長野の「消費力」は強烈に落ち込んでいる…。