全国の25歳以上の男女1250人聞く

冷凍食品の利用頻度はほぼ横ばい(1.7回/週)
若い人ほど「おいしい」が魅力に

 一般社団法人日本冷凍食品協会(伊藤雅俊会長)は、今年の2月28日から3月1日にかけて冷凍食品の利用者を対象に『“冷凍食品の利用状況”実態調査』を実施した。
 その実態調査によると、冷凍食品の利用頻度は昨年からほぼ変わらず(男女とも週平均1.7回)、購入場所は男性で「コンビニエンスストア」や「ドラッグストア」が年々増加の傾向にある。冷凍食品を利用する頻度は男女とも週平均1.7回。昨年と比較して女性は僅かに減少、男性は横ばいの状態だ。
 冷凍食品の購入場所は男女とも「スーパー」が最も多いものの、男性は「コンビニエンスストア」や「ドラッグストア」が年々少しずつ増加している。冷凍食品の魅力として若い人ほど「おいしい」ことを支持、年代が上がるほど「料理の素材としてアレンジできる」ことが男女ともに高くなる傾向である。
 冷凍食品の魅力は男女とも「買い置きができる」「調理の手間が省ける」「時間が短縮できる」がトップ3。男女とも若い人ほど「おいしい」が高評価。一方「料理の素材としてアレンジできる」は、男女とも年代が上がるほど支持される傾向だ。
 割引価格で購入する人の平均は3.7割引。「5割引」で購入している女性はかなり減り、平均の割引率も下がる傾向だ。売場での冷凍食品の価格表示が変わったことには過半数が「わからない」と答えている。
 冷凍食品が割引を行っている場合に購入することが多い価格は平均3.7割引。「5割引」で購入している女性の割合は大きく減少(42.5%→30.6%)した。ここ1~2年で冷凍食品の表示が変わったかどうかは、過半数(56.6%)が「わからない」としており、割引の表示についてあまり気にしていない。
 PBとNBについて内容まで認知している人は約4分の1。冷凍食品等についてPBを利用する理由のトップは「安いから」。プライベートブランド(PB)とナショナルブランド(NB)の内容まで認知しているのは男性28.0%、女性23.4%。特に若年層の男性の認知率が高い傾向だ。PBを利用する理由のトップは「安いから」が多く、男女ともに同じ傾向にある。
<調査概要>
 この調査方法はインターネット調査、調査対象は冷凍食品を「月1回以上」利用している25歳以上の男女各625人、調査期間は2015年2月28日(土~3月1日(日)となっている。 
 この件に関するお問い合わせ先は「冷凍食品の利用状況実態調査」広報事務局(電通パブリックリレーションズ内)[担当者名]青木まで(電話03-5565-6782 FAX03-3546-0432)。