2017.02.28(火)

NINJA NIPPON PROJECT概要決定
地方創生、インバウンド消費に向けた
「忍者ツーリズム」(日本忍者協議会)


 日本忍者協議会( https://ninja-official.com/)は、「忍者」を日本固有の文化遺産と定義し、2020年東京オリンピック•パラリンピックを見据えた「クールジャパン」•「観光資源」•「文化交流」におけるブランドとして国内外への普及啓発を行って来た。
 それらの活動を推進していく中で、日本忍者協議会では今回忍者を通して国内外の人たちへ「日本の文化発信」や「地域の観光振興」を具体的に活動してゆくことを目的に『NINJA NIPPON PROJECT』を発足した。
 そしてこの度『NINJA NIPPON PROJECT』の概要が決定した。忍者を使ってインバウンド消費を呼び込むと共に、地域経済の活性化を目指す“忍者ツーリズム”、企業・団体と共に公式の忍者コンテンツビジネスを展開する“忍者公認事業施策”をメインテーマとし、各施策を展開する予定だ。施策によっては、実施時期など詳細が確定していないものもあるが、各施策の詳細内容が決定次第、随時お知らせをする。
 
≪忍者ツーリズム≫忍者ツーリズム展開
 日本各地に点在する「忍者-Ninja-」ゆかりの地は、その歴史に裏打ちされた“本物の”忍者を知ることができ、忍者と出会える場所でもある。そこには忍者と結びつきが深い文化や風習などが今も残り、地域の魅力のひとつにもなっている。そんな「忍者-Ninja-」ゆかりの地域と連携し、忍者の魅力を世界へと発信していく観光計画だ。
●コンセプト
 全国各地を「忍者-Ninja-」で結び、そして世界とつなぐ
●情報の集約・発信
 各地域の忍者コンテンツ情報(見学施設、体験メニュー等)を集約し、「忍者ゆかりの地」として紹介することで、地域の特性(忍者)を際立たせる。また、全国の忍者ゆかりの地が一目でわかることで、旅意欲の喚起にもつなげることができる。「忍者-Ninja-」というテーマで集約して情報発信をすることで、忍者に興味のある人に情報を届きやすくし、より効果的な情報発信を行っていく。
●ツアー
 旅行商品については、全国の数ある忍者ゆかりの地を巡り、その地の忍者に関する施設の見学•体験をはじめ、その地の食や温泉等々も楽しめる「周遊型」と、一地域に滞在して、その地の忍者について探求する「滞在型」の2パターンで展開する予定。
〈周遊型〉
 複数の地域を訪れ、地域ごとの「忍者」を体験する。地域ごとの忍者を比較することで、その地域ならではの歴史や文化を知ることにつなげることができる。忍者以外にも、その地域の食や温泉などの観光要素を一緒に組み込むことで、幅広い層へ訴求していく。
〈ツアー商品例〉
・東京発→小田原→長野(泊)→東京着:1泊2日
・東京発→名古屋→伊賀(泊)→甲賀→東京着:1泊2日
〈滞在型〉
忍者ゆかりの地域に5~7日間程度滞在し、その地域の忍者の知見を深めていただく。忍者のことをもっと知りたい人や、訪日外国人を主要ターゲットと想定している。
(ツアー商品例)
・伊賀滞在:4泊5日
〈忍者アカデミー設立〉
 忍者アカデミーとは、古くから伝わる忍者の精神と技術を脈々と受け継ぐ“LAST忍者”である川上仁一氏、および忍者•忍術研究の第一人者•山田雄司氏の監修のもと、日本各地に伝承されてきた忍者にまつわる技能•知識を改めて体系的に集約し、いわゆる「護身の技術」だけでなく、人間関係構築や情報収集の手法やサバイバル術などを総合的に指導することで、日本に限らず、広く世界から忍者にふさわしい人材を育成•輩出していく“リアルニンジャ”の教育機関だ。
 また、忍者アカデミーのもう一つの目的は、「忍者文化の伝道師」の育成。このアカデミーで身につけた知識を世界へ発信することで、魅力ある忍者文化•正しい忍者文化の普及およびさらなる忍者ファン拡大に貢献していただく。
●育成システム
 特別顧問である“LAST忍者”川上仁一氏をトップに、「上忍」「中忍」「下忍」など、いくつかのステージを設定します(※各ステージにも細かい階級設定を設ける予定)。
 誰でも気軽に参加できる下級ステージから一定の条件を満たすたびに昇格していき、徐々に厳しい審査基準が求められる上級階級へステップアップ。最後は本格的な修行を行い、実技をマスター。最終審査に合格すれば、アカデミー認定のリアルニンジャの称号が与えられる。但し、単なるお遊び検定ではなく、真剣に取り組めば、本物の忍者になることも夢ではない。
■忍者ミュージアム建設
 東京に忍者の「歴史」や「体験」、忍具の「展示」など忍者のことなら何でもわかる忍者ミュージアムを、2018年度内の開業を目指し、現在東京都墨田区の協力のもと場所の選定作業を進めていく。
 三重県伊賀市の伊賀流忍者博物館には、現在年間20万人以上の来館者があり、インバウンドの比率も15%と外国人からの人気も高く、今回開設する忍者ミュージアムとの提携も行う予定だ。また、忍者ミュージアムには日本全国の忍者施設のハブ機能をもたせ、インバウンドなどへ向けての忍者情報を発信していく機能ももたせていく計画になっている。
≪忍者公認事業施策≫
■公認企業コラボレーション
 忍者ビジネスを具体化するために公認制度を実施する。具体的には公認ロゴを活用し、オリジナル商品を民間企業と開発していく。現在取り組みを行っている企業は、アイデス(株)様、東武トップツアーズ(株)様、味覚糖(株)様、ロート製薬(株)様の4社だ。
■日本忍者協議会公式商品「NINJA SYURIKEN ORIGAMI」発売
 日本忍者協議会として初めての公式商品である、手裏剣専用折り紙『NINJA SYURIKEN ORIGAMI』を、忍者の日である2月22日(水)よりインターネットにて発売を開始している。
■映画『忍びの国』共同プロモーション
 2017年7月1日(土)より全国一斉公開の映画『忍びの国』も、日本忍者協議会公認の忍者ムービーとして、共同プロモーションを展開していく予定。本映画の詳細は『忍びの国』公式サイト( http://www.shinobinokuni.jp/index.html)を確認を。
〈日本忍者協議会とは?〉
 これまで謎に包まれてきた忍者という存在を日本の文化資産として世界に発信すべく作られた自治体等によって構成される世界唯一の忍者の公式組織だ。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、国をはじめ、自治体、大学、観光協会、民間団体、事業所があらゆる垣根を越えて集結。忍者の学術研究や情報収集・情報発信を行い、忍者による観光振興、文化振興、地域経済の活性化を図ることを目的として活動している。・公式HP: https://ninja-official.com/
 この件に関するお問い合わせ先は日本忍者協議会広報事務局(電通PR内)[担当者名]堀口まで(電話03-5565-2910[Email]03-3545-0417)。