2020.02.17(月)

塩尻市内の飲食店で

ノロウイルスによる

食中毒が発生

   本日、松本保健所は、塩尻市内の飲食店「お好み焼 ぽん太」を食中毒の原因施設と断定し、この施設に対し、令和2年2月17日から2月19日まで、3日間の営業停止を命じた。
   患者は2月5日及び7日に、この施設で食事をした4グループ17名中の4グループ13名(松本市、塩尻市他在住)で、環境保全研究所が行った検査により患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
   この食中毒は2月12日の午後1時頃、患者グループの代表者から「2月5日の午後6時に当該施設を利用した7名のうち5名が嘔吐、下痢を発症した」旨の連絡があった。松本保健所による調査結果によると、患者は2月5日及び7日に、この施設で食事をした4グループ17名中の4グループ13名で、2月6日午後6時頃から発熱、腹痛、下痢、嘔吐などの症状を呈していた。
   患者はこの施設で調理し提供された食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便及び調理従事者からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、松本保健所はこの施設で提供された食事を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに患者らへ提供されたメニューは、ポテトフライ、豚めんたい玉、とんぺい焼き、だし巻き卵、ねぎ豚玉、牛タン鉄板焼き等であった。長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和元年度16件782名(うち長野市2件3名)、平成30年度17件194名(うち長野市6件51名)となっている。